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概要

今回はエロゲーアプリをする層が拡大しつつある、というテーマでお届けしたいと思います。一昔前はエロゲーをする層はいわゆるヲタクと呼ばれる人達しかいませんでした。

では、なぜエロゲーアプリをする層が拡大していっているのか、今回はその理由について迫っていきたいと思います。

PCがメインだったエロゲー

元々はエロゲーというのはPCがメインでした。昔は電気屋のソフトウェアのコーナーにエロゲーがズラりと並んでいましたね。当時私は子供だったのですが、アダルトのソフトウェアも普通に並んでいて、「これは何だろう」と感じた事があります。

スマホの話をする前に、PCそのものが一般家庭に普及していった点が挙げられます。今やPCは普通の一般家庭であれば、一家に一台ありますし、「ヲタク以外の人もPCに触れる」機会が増えたと考えられます。

その後は、FLASHという技術が浸透して、電気屋で販売されていたようなパッケージ物のソフトウェアを購入しなくても気軽にプレイ出来るようになりました。

また、通信販売の普及や通信速度の向上も無関係とは言えません。

電気屋さんで並んでいたソフトウェアを通信販売によって、実際にお店に行かなくても購入できるようになりました。

通信速度の普及はダウンロード版のエロゲーの販売を促進しました。
通信販売は実際にお店に行かなくても良いとは言え、配送される時間を要しますが、ダウンロード版は、その配送の時間さえも必要としないためです。

そして、最後にスマホの普及です。スマホは小さいPCという風に認識してほしいのですが、これまで一家に一台だったPCが、スマホによって一人に一台という数になりました。
また、スマホのアプリケーション業界はまだまだ伸び代があり、エロアプリ業界もその波に漏れる事はないのです。

ソーシャルゲームというプラットフォーム

これまで、一人が一つのエロゲーをする形だったのが、ここ1年でエロアプリもソーシャルゲームという波及力のあるプラットフォームの上にコンテンツを乗せる事に成功しました。

グリーやモバゲー、そしてガンホーといった会社がソーシャルゲームという形式を完全にプラットフォーム化していた事が成功の要因だと言えるでしょう。

ユーザーが初めて触れるわけではない「ソーシャルゲーム」というプラットフォームであれば、拒否される事なくすんなりと受け入れられるためです。
それは、ユーザーがユーザーを呼ぶソーシャルゲームのメリットと、「課金」というビジネスモデルがエロアプリと融合した事を意味します。

性欲と課金は相性が良い

「性欲」と「課金」というのは、実は非常に相性が良いのです。AVのダウンロード版の販売というのも、悶々としてきた人がついつい購入してしまうからです。

深夜の通信販売の放送は非常に費用対効果が良いという話を聞いた事があります。深夜は太陽が沈んで仕事も終えて就寝前という事で、人間の判断能力が鈍っているそうです。普段だったら購入しないような商品も、深夜であれば購入してしまうようです。

それと同じで、性欲が溢れている時、悶々としている時は冷静な判断能力がありません。
これはエロアプリの課金システムと非常に相性が良い事を意味しています。

悶々としている時にスマホでポチポチして、数百円支払えばお気に入りの女の子のキャラクターのえっちなイラストが手に入るとなれば、人は簡単に支払ってしまうのです。

2次元が身近な存在に

これまでは、エロアプリをする層が拡大した理由について、デバイスやプラットフォームの視点でお話ししてきました。

しかし、2次元という存在が私達にとってより身近な存在になった事がとても大きいように感じられるのです。昔のようにアニメはヲタクだけが見るものではなくなりました。
リア充と呼ばれる人達が普通に学校や職場で「けいおん！」や「まどマギ」について楽しそうに話しているのです。

2次元が好きだからと言って、それは根暗だとか変な趣味だとかそういう偏見を持たれる時代ではなくなったのです。

オマケ – エロ本業界は廃業の危機に

先日、はてなブックマーク経由で面白い記事を拝見しました。
PCやスマホでデジタル的に男性は性欲処理を出来るようになりましたが、その一方で紙媒体であるエロ本業界は大打撃を受けているようです。

エロ本業界の厳しすぎる現状について書きました

この記事を見る限り、どれだけ危ない状況かと言うと、もはや立て直しそのものは諦めていて、どれだけ現状を維持出来るのか、という意識のようです。
エロ本業界で働いている人も、数年後はこの仕事がなくなっている事を自覚しながら働き続けているらしいですね。

今現在、エロ本を購入している層というのはインターネットをしない人達です。一概にそうとは言えませんが、40代・50代の人達がメインでしょう。
その人達はいつまでも健在ではありません。性欲的な意味でも、どこまで現役かもわかりません。

確かに、これだけデジタルデータでエロに触れる機会が増えたので、あえて書店やコンビニでエロ本を購入する事はなくなりました。立ち読みなんてリスクを犯さなくても、家のベッドで簡単にエロに触れる事が出来るためです。

何か新しいビジネスが生まれると、どこかで一つのビジネスが音も無く消え去っているのです。

まとめ

今回は、エロゲーアプリをする層が拡大しつつあるというテーマでお届けしてきました。
様々な事が要因となって、エロゲーアプリが非常に身近なものになりました。

また、それに伴ってトラブルも尽きません。
私達は一定以上の知識を持って、エロアプリやインターネットと向き合う必要があります。

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