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iPhone Xとゲームアプリ

2017/11/27

記事の詳細

iPhone Xとゲームアプリ

概要

2017年11月3日文化の日に、Appleから「iPhone X(テン)」が満を持して発売された。
iPhoneシリーズ周年を記念して作られたiPhone Xの最も大きな特徴は、全面スクリーンで覆われた5.8インチのSuper Retina ディスプレイ
ホームボタンは廃止されこそしたが、それに変わる機能を持ち、※ホームボタンを画面内に表示することもできる。

※設定アプリから、「一般」→「アクセシビリティ」→「AssistiveTouch」→「カスタムアクション」の設定内容を変更

近年ではゲームアプリの進化が目覚しく、Super Retina ディスプレイによりその迫力と美麗なグラフィックを存分に味わうことができる。

iPhone Xは、これまでiPhone最大だった5.5インチ機(iPhone 6 Plus~8 Plus)よりもコンパクトで大画面な機種になっている。
今回はそんな話題のiPhone Xとゲームアプリについて。

A11 Bionic

iPhone 8/XのSoCに新たに搭載された「A11 Bionic」は、MacBook ProのIntel Core i5を越える性能と言われているApple独自開発の最新チップだ。
6つ搭載されたコアの内4つは効率コアとなっており、iPhone 7/7 Plusに搭載されている「A10 Fusion」チップよりも最大70%高速。
残り2つの性能コアはA10 Fusionチップよりも最大25%高速で、6コア同時に使うことも可能だ。

独自設計の3コアGPUはA10 Fusionチップよりも30%高速化、さらに消費電力はその半分と、A11 Bionicの性能が高いことが伺える。

しかし、2017年11月時点ではこの性能を活かせるほどのゲームアプリはなく、現状ではオーバースペックに感じる。
とはいえ、今後1年2年使用していくことを考えるとスマホの性能は高ければ高いほど長期間使用できるので悪いことではない。

スクリーンショット”では”問題無し

iPhone Xでゲームをプレイするにあたって気になるのが画面表示のことだ。

iPhone Xの不満点の一つとして挙げられるのが画面上部にある切り欠きの黒い部分
この黒い部分にはスピーカーやインカメラが内蔵されており、Apple側としても仕方なく凹のようなデザインにしたのかもしれない。

画面表示では切り欠きの黒い部分には何も表示されず、動画やゲームアプリを表示すると凹の形で表示されてしまう。
しかし、実際のスクリーンショットでは凹みのようなものは無く、通常のスクリーンショットと同じものが撮影されることから、アプリ内ではしっかりと全体表示した状態になっていることが伺える。

つまり、今後切り欠き部分が解消された5.8インチ全面ディスプレイのiPhoneが登場しても、アプリ開発者が大幅に調整する必要が無くなり、対応するまでの時間が早くなる可能性が高い。

iPhone Xとゲームアプリの現状

iPhone Xでは、従来のiPhoneにあったホームボタンのスペースにゲーム表示されるようになったことで迫力が大幅に増した。
しかし、2017年11月時点ではiPhone X対応ゲームアプリは少なく、未対応ゲームは画面端が黒くなった状態で表示される。
なんとなく画面サイズが4:3のゲームを16:9の画面で表示した時の残念さを思い出す。

iPhone X対応ゲームアプリは3D系のゲームが比較的多く対応しており、国内よりも海外のゲームアプリの方が対応が早いようだ。
レースゲームや音ゲーなど幅広い画面でより楽しめるゲームがiPhone Xに対応されれば、自然とiPhone Xの評価も高まるだろう。

まとめ

iPhone Xから搭載された「顔認証(Face ID)」、その精度を利用してインカメラで表情を認識させて遊ぶ音ゲー「FaceDance Challenge!」「MSQRD」「Face Swap」などの顔入れ替えアプリなどのパワーアップ版が今後登場する可能性も十分ある。
顔認証と同時に搭載されたユーザーの声と表情を反映したアニメーション絵文字「アニ文字」を利用したゲームも登場するかもしれない。

全面ディスプレイは確かに魅力的ではあるのだが、現状では今直ぐに急いで購入しなければならない機種ではない。

iPhone Xなら最高クラスのグラフィックでゲームアプリを楽しめるが、特に切り欠き部分が気になる人はiPhone Xは価格的にも手が出しにくい。
素直に次のiPhone登場まで待つのが良いだろう。

特に顔認証は賛否両論で、普段からマスクを着用するような人には少々使いづらい機能だ。
スマホは自分のスタイルにあったものを選ぶのが良いということを覚えておこう。

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