エロゲのBGMは誰が制作しているのか？

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2014/10/1

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このページの目次

1 概要
2 だれが制作しているのか？
3 音楽制作会社に入るには？
4 まとめ

概要

エロゲーではCGや内容の他に、OPとEDソングが話題になることが多々ある。
しかし、BGMの方には中々注目されない。

おそらくその理由のひとつにエロゲのOPと比べて露出が少ないことが挙げられる。

エロゲのOPは、公式サイトやYoutubeなどで各メーカーは気合いを入れて制作しているため、宣伝効果としても高く、作品を印象付けられるものとなってる。

だが、BGMはその作品をプレイしたユーザーしか聞けないことが多く、ゲーム性のあるエロゲーであれば、戦闘シーンなどを盛り上げる重要な役割があるBGMだが、ADV形式が多いエロゲーではテキストを読むのに集中するので、プレイに集中していると聞き流しがちだ。

人によってはBGMをオフにすることもあるだろう。

今回はオススメのエロゲBGMを…といきたいところだが、私はBGMをオフにすることが多いく、音楽というものは一番好みが別れるものなので、今回は制作に関することを紹介する。

だれが制作しているのか？

エロゲーのOP/EDや、SE・BGMの多くは外注で制作されることが多く、エロゲメーカー所属の作曲家は少ない。

いたとしても、大抵の場合は他の担当との兼任だ。

エロゲメーカーは外注、つまり音楽供給をしている音楽制作会社に曲を発注する。
「ANGEL NOTE」「Elements Garden」「I’ve」「i.o.sound」「six-notes」など、意外に多くの制作会社があり、家庭用ゲームソフトにも音楽を提供しているところもある。

基本的に納期に厳しく、作品の世界観にあったものが必要なため信用のできそうなところ、可能であれば知人関係で発注するようだ。

外注に曲を発注する時の料金、特に歌はピン切りで、有名人を採用すると一気にコストが上がる。

ゲームの売上に期待できる主題歌を制作するようなところであれば、エロゲメーカーは予算は惜しまない。

作詞・編曲者が楽器ができるのであればコストを下げられるので、自宅スタジオでレコーディングすることもある。

打ち込みにするか、生演奏かは予算やクライアントからの要望次第で曲を制作する側が決めるようだ。

音楽制作会社に入るには？

自分で制作した楽曲デモを制作会社に送くる。それで、反応が良ければ実際に会社訪問をして話し合う。

他にもクリエイティブ系の仕事は飲み会の席で制作依頼をされることも珍しくなく、音楽制作関係でも珍しくないようだ。

当たり前の事だが、締め切りが厳守だ。
クリエイティブ系の仕事は「これは得意だけど、あれはできない」では仕事にならない。

与えられた時間でクオリティの高いもの、そして、短い時間で制作するスキルが求められるのでハードルは決して低くはない。

まとめ

エロゲ制作において、外注というのは実は重要な立ち位置にいる。
制作物の納品の遅れが他のところでの遅れに繋がるので、信頼できる制作会社は非常に重宝される。

クリエイティブ系の仕事で食べていくということは、どこも簡単なものではないということだ。

個人的に好きなエロゲBGMは“英雄＊戦姫GOLD”の「聖堂騎士～Pauperes Commilitones～」だ。

このBGMは同作品の1stトレーラーでも使用されており、ティンパニの音が印象的な曲となっている。

前作の“英雄＊戦姫”のBGMもユーザーの評価が高い楽曲が多く、サウンドトラックはプレミアム価格にまでなっている。(現在はAmazonMP3やiTunes、Music.jpなどで電子版が販売されている)

エロゲーのサウンドトラックは生産枚数が少ないため、お気に入りの作品のものは早めに入手しておきたいところ。

普段はBGMをオフにしている人もたまに聞いてみると、意外な名曲が見つかるかも知れない。