エロアプリの特典は誰がため？

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2014/07/22

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このページの目次

1 概要
- 1.1 なぜ特典を付けるのか？
- 1.2 これが予約特典！？
2 まとめ

概要

最近はエロゲーに限らずゲームに特典が付くことは珍しくない。
予約・購入した店舗によって、それぞれ付属する特典が違うなんてことはエロゲーでは当たり前だ。

家庭用ゲームソフトですら予約特典や初回限定版など、とにかく付属物が多い。

なぜ特典を付けるのか？

エロゲーを取り扱っている通販サイトでは、わざわざ予約特典のあるエロゲーをまとめている程だ。

なぜこんなにも予約特典が多いのだろうか？

個人的には「初動を意識した販促の一環」だと思っている。
予約特典・初回特典といった特典は値下がりや中古に流れるまで待っても、手に入れられるか分からない。

日本人というのは限定物に弱いのだ。

人によっては特典だけが目当ての人もいるだろうが、そういう人でも殆どが1度は購入してからソフトを売却するだろう。
どんな理由であれ正規で購入したものならばメーカーの利益に繋がる。

どこのメーカーも初動を意識するのは継続して売れるかどうかが分からないからだ。任天堂のように長期で売れる見通しを立てるのは並みの企業ではできない。

そもそも、エロゲー業界自体が一万本以上売れれば”ヒット作”と言われる位小さい業界なのだ。

どこのメーカーも開発で予算が厳しく、広告を打つのも安くは無い。

なぜ安くないかというと、宣伝というのは短い期間で多くの媒体で露出しなければ効果が薄く、ユーザーの記憶に留まり難い。

ましてや、エロゲーとなるとテレビでCMを流す訳にもいかないので広告を出せる範囲は限られる。

狭い範囲での宣伝ではどれほどの広告効果があるのかも分からない。しかし、”予約特典を付ける”という方法ならば比較的少ない予算で宣伝として利用できる。

“予約した人だけに付くもの”なので、「興味を持っているが購入を迷っている」そんなユーザーの後押しを期待できる。

予約特典が欲しくてわざわざ予約をしたユーザーの大半は、そのエロゲーを購入するつもりでいる。

宣伝をする対象を「その作品に興味を持っている」ユーザーに絞れば使う予算も十分抑えられる。

もちろん広告を打つのも大事だが、大半のエロゲーメーカーは予約特典を付けるだけに留まるというのが現状だ。

これが予約特典！？

予約特典でも宣伝になるのであれば、もっと個性を出したい！そんなメーカーの想いが形になった特典がある。

下はその一例である。

・8月29日発売予定「女子のおしっこいじめ～女子便くんといわれたボクの6年間～」の同梱特典「ナプキン・マスクセット」(しかも、ナプキンとマスクが合体する)

・7月25日発売予定メイビーソフト新作「ちぇ～んじ！～あの娘になってクンクンペロペロ～」の初回特典「本物のブラジャー」

・softhouse-seal　新作「ももいろ性癖開放宣言！」の初回特典「バイブ」※既に発売中のソフトです。

・濡汁新作「白濁姉妹　生意気なあの娘の顔にぶっかけろ！」の初回特典「オナホール」※既に発売中のソフトです。　

これもうわかんねぇな。

最近ではエロ本に「下着」が付いてくることもあるとはいえ、いくらなんでも個性を出しすぎではないだろうか。

まとめ

上記の特典の様にインパクトのある予約特典ならば宣伝効果としても十分期待できる。あまりにも突飛過ぎるのはどうかと思うが…。

最近ではSNSでの宣伝も珍しくないので、ネットで話題になれば宣伝としても大きく期待できる。

特にエロゲーユーザーは新作情報をネットで調べるので、少しでも話題になれば必然的に目にするだろう。

エロゲー業界も迷走してるのが伝わる。もしかすると、これからもっと変な特典が出てくるのかも知れない。