【原付免許取得への道!連載記事第12回】ひっかけ問題・その2
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概要
前回は原付免許の試験に出るひっかけ問題を参考にした。今回も同じようにひっかけ問題を参考にしてく。基本的には少し考えれば分かるものになっている。
ひっかけ問題
原付は時速50kmで走ってはならない、○か☓か
答えは☓。時速50kmと記載されているが、そもそも原付は30km/h制限なので、時速だろうと関係なく☓になる。なかなかにいやらしい問題だ。
歩道の無い道路でお年寄りの横を通過する場合、安全な間隔がとれる時は徐行しなくても通行できる、○か☓か
答えは☓。歩行者との間に安全な間隔が”とれる”場合は徐行、一時停止の義務はないが、歩行者の横を通る場合は徐行、一時停止をする義務がある。
歩行者が急に歩く方向を変更する可能性も考慮した運転が必要だからだ。歩行者の側を通る=徐行・一時停止の義務と覚えておけば問題ないだろう。
進行先にある交差する道路が優先道路で信号の無い交差点の場合、交差点の手前で一時停止して、交差する優先道路を通行する車の進行を妨げないようにしなければならい。
○と解答してしまいそうになるが、ここでは☓だ。優先道路に譲るのは当然だが、「交通の妨げをしてはならない」という条件もある。そのため、一時停止して、過剰に後続の車の進行を妨げてもいけない。
つまり、優先道路の進行を妨げないように”徐行”して、後続の車両も滞らないように配慮するのが正解となる。
答えは☓。
手前30mの範囲は追い越し禁止区間となる。
しかし、横断歩道や自転車横断帯を超えた区間は禁止ではないため、前後30mも間違いとなる。
Q.原動機付自転車に同乗する人も、つとめてヘルメットをかぶらなければならない。、○か☓か
○と答えてしまいそうになるが答えは☓だ。
なぜならば、「原動機付自転車に同乗する人」がいるからだ。
そもそも原付では二人乗りが禁止されている行為のため、ヘルメットをかぶろうが、かぶらまいがこの問題では☓となる。
そして、”つとめて”という所も、ヘルメットをすること自体が義務なので、おのずと☓になる。
まとめ
ひっかけ問題の中には、問題文そのものに疑問を感じるものが多々ある。
理解しているかどうかの確認ではなく、問題文を読み解く必要があり、最早なんのための試験なのか分からなくなってしまう。
紹介したひっかけ問題が必ず出る訳でないので、出来る限り問題文の状況をイメージして解答しよう。
ある番組の免許を取得する企画で出演したヤンキー風の男性は正解を連発し、「~してはいけない」は正解で、「~してもよい」は不正解と答えており、言われてみれば確かにそうだと納得した。
なんだかなぁという感じもするが、参考にはなる。
とはいえ、交通ルールはしっかりと理解しておかないと事故の原因になるので、これに頼りきりにせず、理解しておこう。
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