【原付免許取得への道!連載記事第8回】駐停車禁止場所
記事の詳細
概要
前回は”自動車”や”車両”、停車”と”駐車”の違いを覚えた。今回は駐停車禁止場所について。
結構重要なことで、何気なしに駐車していたら駐車違反になったということも普通にありえる。
また、違法駐車は問題になっており、事故や渋滞の原因にもなりかねない。
原付に限らず、公道で運転をする時は覚えて置かなければならない。
駐停車禁止場所
公道には「駐停車禁止場所」という区間がある。駐停車禁止というところからも分かるように、駐車も停車も禁止されている区間を指す。
この「駐停車禁止標識」や、公道や歩道の端にある”黄色またはオレンジのライン標示”がある場所は駐停車禁止場所となる。
他にも駐停車禁止場所は存在し、”○m以内は駐停車禁止”となっている場所は、全部で10ヶ所ある。
- 標識や標示がある場所
- 軌道敷内
- 坂道(頂上付近、急な上り下り)
- トンネル
- 交差点5m以内
- 曲がり角5m以内
- 横断歩道5m以内
- 踏切10m以内
- 安全地帯の左側10m以内
- バス、路面電車の停留所の標示板10m以内
なぜ、これらの場所で駐停車を禁止しているのかは何となく分かるはずだ。
答えは単純に“危険”だから。
交差点や横断歩道、踏切前では「停止線」が引かれており、そこから先が駐停車禁止場所となっている。
特に曲がり角5mは歩行者や対向車と出会い頭の事故になりやすいため注意が必要だ。 必ず徐行(いつでも停まれる速度)しよう。
そして、「軌道敷内」は路面電車が通るレールのことを指す。
「安全地帯」は、路面電車用の道路より一段高いプラットフォームだったり、横断歩道の中央部分にある箇所を指す。
覚え方
流石に10箇所もあって、更には何m以内まで覚えなければならないので誰もが苦労する。そんな時、覚えやすいように語呂合わせを考える人も多い。
例えば「トキ坂コマオ不安定」というもの。
普通に読めば何を言ってるのか分からないが、
- 「ト」トンネル
- 「キ」軌道敷内
- 「坂」坂道
- 「コ」交差点
- 「マ」曲がり角
- 「オ」横断歩道
- 「不」踏切
- 「安」安全地帯
- 「定」停留所
このように、それぞれ駐停車禁止場所を指している。
この語呂合わせの優秀なところは、「トキ坂」が何メートル以内というのはなく、「コマオ」は5m以内の駐停車禁止、「不安定」が10m以内の駐停車禁止となっている。
これを考えた人は凄い!と、思わず関心したほどだ。
ただし、これは9箇所しかないので、「標識や標示がある場所」については別に覚える必要がある。
何度も復習して覚えよう。
まとめ
警視庁の調べによると四輪車の違法な路上駐車は平成23年以降は横ばいの状況になっており、自動二輪、原付ともに減少傾向にある。駐車車両が関与した交通人身事故の発生状況の多くが、人通りの多い8時~18時の間に発生しており、違法駐車による交通の妨げが原因で発生していることが分かる。
また、夜間から早朝にかけて死亡事故が多発している。
事故原因の多くが、「駐車車両に衝突」となっており、「駐車車両の直前後から飛び出し」、「駐車車両のため発見遅れ」、「駐車車両のため進路変更」などが報告されている。
何気なしに路上駐車したことで大事故に繋がってしまった場合、そのほとんどの責任を負うことになる。
後悔しないためにもしっかりと覚えておこう。
警視庁 放置駐車等追放対策
関連記事
-
中古の原付の選び方とは?
-
【原付免許取得への道!連載記事第39回】問題集・その27
-
【原付免許取得への道!連載記事第38回】問題集・その26
-
【原付免許取得への道!連載記事第37回】問題集・その25
-
【原付免許取得への道!連載記事第36回】問題集・その24
-
【原付免許取得への道!連載記事第35回】問題集・その23
-
【原付免許取得への道!連載記事第34回】問題集・その22
-
【原付免許取得への道!連載記事第33回】問題集・その21
-
【原付免許取得への道!連載記事第32回】問題集・その20
-
【原付免許取得への道!連載記事第32回】問題集・その20
-
【原付免許取得への道!連載記事第31回】問題集・その19
-
【原付免許取得への道!連載記事第30回】問題集・その18