【原付免許取得への道!連載記事第1回】原付免許の取得までの基礎知識
記事の詳細
概要
夏の季節はドライブやツーリング、サイクリングなど、風を身体で感じられる乗り物を使って出かける人は非常に増える。特に中学・高校になるとバイク乗りに憧れる学生は多いだろう。流石に中高生でバイクには乗れないので、自然と原付免許を取得することになる。
“バカでも取れる免許”ということで定評のある原付免許。だが、まったく勉強しなくても取得できるのか?というと、そこまで甘くはない。
正確に言うならば、”バカでも勉強すれば取れるレベルの免許”というのが正しいだろう。
そこで、原付免許取得を目指す中高生に向けて、原付きに関することを連載で書いていこうと思う。
原付の区分
世間一般では”原付き”と呼ばれているが、正確には「原動機付自転車」と言う。いわゆるスクーターだ。日本の道路交通法では総排気量50cc以下、道路運送車両法では総排気量125cc以下の原動機付自転車のことを指し、法規上の条件を満たせば三輪であろうと、四輪であろうとこの区分に分けられる。
つまり、125cc以上ならば原付きではなく中型バイクの扱いになり、普通自動二輪の免許が必要になる。
原付の中でも区分があり、 50cc以下または定格出力600w以下は第1種原動機付自転車に該当し、ナンバープレートは白色になる。
当然、原付免許にも区分が存在し、50cc以下の場合は原付免許となるが、50cc以上125cc以下の原付は普通自動二輪の免許が必要となる。
どこで取得するのか?
次に原付免許を取得するには受験適正資格が必要となる。16歳以上、色の判断(赤・青・黄の区別が付く)、身体機能障害がない、視力が両目で0.5以上(矯正器具使用可)、90ホンの音が10メートル離れていても聞き取れるなど普通の生活を送っていればまず問題ないはだろう。
試験を受けるには全国各所にある運転免許センターまたは運転免許試験センターとなる。
運転免許試験会場は、原則として、自身が住民登録をしている都道府県でのみ受験できる。
なので、県外の寮暮らしの学生がその寮のある県内で免許は取得できない。
しかし、転免許試験会場に相談して別の手続きを行えば、住民登録場所が県外であっても最寄の会場で試験を受けることができる。
開催日は平日のみで、受験は時間指定があるが予約は必要ない。試験当日に運転免許センターに向かえば受験ができる。
試験は学科試験のみで、試験に合格後は2、3時間の実技講習を受けたあと、ビデオ講習を受ける必要がある。
その後、免許証が交付され、無事試験終了となる。朝の9時から始まって夕方の4時頃と一日がかりなので、時間に余裕のある時に受験しよう。
どの程度勉強すれば良いのか?
いくら原付免許でも一発合格は難しい。試験では交通ルールを中心とした文章問題が46問、イラストをみて答える危険予知のイラスト問題が2問、計48問の筆記試験が行われる。
その内、9割以上点数を取ることができれば無事試験合格となる。問題集を買うのは当然として、購入するのであれば出来る限り新しいものが良いだろう。
道路交通法の改正や罰則規定などの強化も近年ではみられるので、新しい法律を知っていたほうが試験的にも、免許を取得した後も安心だ。
ネットでは模擬試験形式で免許の試験を公開しているところもあるが、本格的な勉強にはならないので問題集を購入することをオススメする。
大体、7月中に勉強や準備をすれば、8月中には試験を受ける準備は整うだろう。まずは勉強だ。
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