ソーシャルエロゲーの始まりと終わり。

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2014/08/26

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このページの目次

1 概要
2 まとめ

概要

ソーシャルなエロゲーの登場してからもう久しいですが、ソーシャルゲームが登場すると技術の進歩が止まるとも言われています。

多少のグラフィックとシステムを実装するだけで、成功すればパッケージのソフトよりも収益を上げる事が可能なためです。

あまり予算をかけずに売上を上げる可能性があるコンテンツのため、予算のかかる大掛かりなソフト開発は敬遠されるようになってしまいます。

企業側が楽な方に逃げてしまう

企業がパッケージエロゲーの開発を敬遠し始めてしまうと、それはすでに終わりの始まりとなってしまうのです。

予算をかけて大作を開発する事がすべてではありませんが、一本調子になってしまうとエンジニアもクリエイターも育ちはしません。

ソーシャルアプリだと、技術力や開発力、クリエイティビティも一定の水準があれば事足りてしまうのです。

開発費をペイできない現状も

ソーシャルエロゲーの普及を危惧しているかのような文章になってしまいますが、パッケージのソフトの開発費を企業側が回収できないのもまた事実です。営利組織である以上は、収益を上げる事が大前提ですから仕方ありません。

もちろん、パッケージのエロゲーを売れない大きな原因の一つにソーシャルエロゲーの存在が挙げられますが、何もそれだけではないようにも思います。

これまでのSPIRAL NEWSPAPERの記事でも書きましたが、高いお金を払う事も、長時間ゲームをプレイする事もなくなってしまったのです。

コンシューマのこういった意見（意見という程でもないかもしれませんが…）がある中で、パッケージソフトの開発を続けろ！というのも、また酷な話なのかもしれませんね。

ソーシャルエロゲーも終わる？

しかしながら、ソーシャルのエロゲーの時代がいつまでも続くとは思えません。子供騙しのゲームがいつまでも市場の一番手である程、私達日本人はゲーム慣れしていないわけではないと考えています。

これは、エロゲーだけの話ではなく通常プレイしているような全年齢対象のゲームにも言える事ではないでしょうか？

とは言え、生活のすべてに影響を与えるスマートフォンが私達の第一のツールである限り、据え置きゲーム機の復活は期待できないかもしれませね。

据え置きゲーム機の復活ではなく、これらに代わる何かが登場してくれる事を期待するしかありません。

そして、その第三の勢力は、スマートフォンアプリやソーシャルエロゲーよりも技術的な確信がある事を願うばかりです。

まとめ

ソーシャルエロゲーは悪いところばかりではありません。手軽にできるというのは、これ以上ない程のメリットがあります。

ゲーマーであればある程ソシャゲを悪と決め付けますが、まともな社会人にとってはゲームをする時間は少ないです。

また、長時間ゲームをする事によって罪悪感に襲われる人だっています。「他に何か有効な時間の使い方はなかったのか」など。

これらの価値観は人それぞれ異なりますが、選択肢が増えた事を喜ぶべきかもしれませんね。