エロゲーにパイズリが出てきたのはいつ頃からなのか？

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2014/09/10

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このページの目次

1 概要
2 最古のパイズリ作品は？
3 その後のパイズリ
4 ダブルパイズリ
5 まとめ
- 5.1 参考URL

概要

エロゲー、特に巨乳を売りにしたエロゲーであれば必ずある「パイズリ」。
巨乳を売りにした作品以外でも、巨乳ヒロインならば必ずといっていいほどあるプレイだ。

この「パイズリ」はいつの頃からエロゲーにあったのか？というのを「巨乳ファンタジー」シリーズを手がける鏡裕之氏が調べていたところ、シナリオライターのなつみかんさい氏がまとめていたので、ここで紹介させて貰う。

最古のパイズリ作品は？

なつみかんさい氏の手元の資料によると、1992年12月17日に発売されたエルフの「同級生」から看護婦の草薙やよいのワンシーンでパイズリシーンがあったようだ。

しかし、ここでレトロエロゲーブログを書いているhisabilly氏がツイート。

1991年1月にフェアリーテールから発売された「ドラゴンシティ」でも、「シャーリー」というキャラクターにパイズリシーンがあったようだ。

そして、この時期は男性器の描写自体が少なく、珍しかったとのこと。

その画像を実際に見てみると、デジタル8色で鮮やかに描かれたシャーリーが確かにパイズリをしている。

これには鏡氏も感動をしていた。

その後のパイズリ

なつみかんさい氏は2001年までは、１作品に1枚が普通で、巨乳キャラが複数出てくる作品の場合、パイズリをするキャラと、胸を舐められるキャラで分散していたようだ。

2002年後半からは、氏が確認した範囲でも、9月には「けがれた英雄」10月は「女系家族」「人形の館」11月は「カオスQUEEN遼子４」「エッチなバニーさんは嫌い？」と、この頃からパイズリ比率が劇的に上がり、１キャラクターに1回のペースになっている。

そして氏が考えるに、2002年03月29日に発売されたアトリエかぐやの「女教師」がターニングポイントではないか？と語る。

“輪姦パイズリも含めると、パイズリが9シーンと劇的に増え、イラスト的にも胸にフューチャーされたもの”になっていたようだ。

この後、アトリエかぐやは「お姉さん路線」を打ち出し、2003年7月に発売された「ドキドキお姉さん」では1キャラ2回、トータル7回となっていた。

この辺りでアトリエかぐやが、フォーマットを固めたのではないか？と氏は推測。

ダブルパイズリ

ダブルパイズリとは、ヒロイン2人が1人の男性に対して同時にパイズリを行うものだ。

そして、これについても、なつみかんさい氏は調べていた。

アトリエかぐやが2002年に10月に発売した「人形の館」では既にダブルパイズリがあったようだ。

鏡氏が分析するに、2002年位の頃は爆乳ムーブメント真っ最中の頃で、格差社会がどんどん表面化しつつある時代だった。

お姉さん系ゲームが出てきたというのは、格差社会の敗北を味わった人たちを慰撫する必要性が大衆的に出てきたのではないか、と語る。

まとめ

大衆が求めた「母性」と女性の身体のやわらかさを楽しみたいという気持ちがパイズリシーンが増えた理由ではないかと鏡氏は推測する。

エロゲーのプレイの中に当時の時代背景が見える例として興味深い内容だ。男という生き物はやはりどこかで母性を求める生き物のようだ。

hisabilly氏のレトロエロゲーブログ「Let’s ｦﾀck ‘n’ Roll ♪」もレトロエロゲーに関する興味深い事が多く記載されているので是非見て欲しい。

開いた貝を股に挟んで、ソフ論の限界に挑んだ作品「吉永サユリがやって来るヤァ！ヤァ！ヤァ！」の作品紹介など非常に面白い。

いつの時代もエロに賭けるメーカーの姿勢は面白い。