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概要

今回のテーマは「エロアプリをダウンロードしたら後日請求がきてしまいました。」というテーマでお届けしたいと思います。

「ワンクリック詐欺」やら「振り込め詐欺」など、詐欺の手口も多様化されています。

また、今回のケースは「身に覚えがない」わけではなく「身に覚えがある」ので困ったものです。

全く身に覚えがないものであれば無視すれば良いと本能的にわかるのですが、実際にエロアプリをダウンロードした、という事実があるわけです。
もっと言えば、「身に覚えがない人」も心配になって請求された額を振り込んでしまうケースもありますから、深刻な問題になっています。

今日は、そんな経験がある人もない人も、このテーマについて一緒に考えていきましょう。

架空請求

もし、請求された場合

基本的には無視してOKです。厳密に言えばあなたに非があり支払わないといけないケースもあるかもしれませんが、よっぽどの事がない限りは大丈夫です。

おそらく、エロアプリのダウンロード時や会員登録時に登録したメールアドレスに請求メールが届いているかと思いますが、無視して下さい。

下手に返信などして取り合うと「この人は不安になっているな」と業者は思います。不安になっているユーザー程、架空請求でお金を支払ってしまうため、カモにされるでしょう。

例えば、いかがわしい業者も1000人に請求して1000人がお金を振り込むとは鼻から考えていません。1000人に請求して、そのうちの100人がリアクションをし、100人のうちの10人がお金を支払えばいいと考えているはずです。

あなた以外にも大勢の人に請求をしていますので、無視をしたユーザー一人に構う事はないです。

しかし、一度リアクションをしてしまうと、リストの中のあなたの名前は一際目立ってしまいます。

利用規約には記載されている

架空請求の場合は「料金が発生する事は利用規約に記載されている」と相手の業者は言います。そして、実際に利用規約を確認してみると、確かに「料金が発生する」旨は記載されているでしょう。

しかし、たいていの場合は以下のケースです。


こういった場合では契約は成立していませんので、無視して大丈夫です。

とは言うものの、利用規約そのものは読まないといけないものですし、読んでいればこういう事態は発生していないので、反省もするべきだとは思います。

電話がかかってきた場合

ユーザー登録時にメールアドレスだけではなく、電話番号を入力している場合があります。また、人の情報が売られている時代ですので、あなたが本名でユーザー登録をしている場合、業者があなたの電話番号を入手するのは、そこまで難しい事ではありません。

メールをしてリアクションがない場合、電話で督促をするのは普通の事と言えば普通です。例えば、お金を借りて返済がない場合は、もちろん電話もかかってきますし、自宅や職場に督促へ来る事があります。

ですので、電話で督促がある事自体は世間一般では普通なのです。
しかし、今回の場合はエロアプリの架空請求です。

真面目な人は電話がかかってきた場合、対応してしまいます。しかも、最近では電話の相手も真面目な営業マンっぽい人も多いので、ひっかかってしまいます。

架空請求の電話がかかってきた場合、こちらがとる手段は一つで「電話に出ない事」です。

知らない番号には出ない、業者の電話番号は登録しておく、着信拒否にする、など自分なりのルールを決めて下さい。

元々はエロサイトや出会い系サイトで使われていた手法

この手の手口は、元々エロサイトや出会い系サイトで使われていた手法です。何度もニュースになっていますし、メディアが詐欺業者に体当たり取材をするなど、話題になりました。

最近では、エロアプリが流行し始めた事から、エロアプリのダウンロードをさせる事により詐欺請求をするケースが急増しています。

実際にエロアプリをダウンロードして多額の請求された、という相談件数も寄せられています。

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クレジットカードだけは絶対に登録してはダメ

クレジットカードの登録だけは安易に行わないように気を付けましょう。クレジットカードは確かに便利ですし、今回のエロアプリのように「手に取って見えない物」をWeb上で取引する場合は、クレジットカードでの支払いが主流です。

しかし、間違ってほしくないのは、クレジットカードは「お金を支払うためのもの」であると同時に「あなたの支払い能力の証明」であり「契約そのもの」でもあるのです。

クレジットカードを登録してしまうと、有無を言わさずお金が引き落とされてしまいますので、くれぐれもご注意下さい。

払えば再度請求される事も

前述した通り、リアクションを起こせばカモになってしまいます。
素直な人が架空請求に対してお金を支払ってしまい、再度お金を請求されてしまったケースもあるそうです。

詐欺の常套手段

違約金が発生すると言われた場合

こちらはメールでも電話でもよくとられる架空請求の常套手段です。
例えば、￥40,000の架空請求をされてそれを拒んだ時に「請求を拒否されますと違約金として別途￥100,000」が発生する、などと言われます。

要するに、この請求を断ると請求する額がもっと増える、と言うのです。
これは半ば脅しのようなもので、更に大きい額が請求されるかもしれない、というユーザーの恐怖心を煽っています。

〇〇月〇〇日〇〇時〇〇分に利用しましたね

こちらも詐欺の常套手段です。
あなたは一度エロアプリを使ってしまっている事から、あちらにアクセスの履歴が残っています。

違約金が発生すると言われるケースは、ユーザーの恐怖心を責めてきますが、こちらのケースは「使ってしまった」という事実を責めるパターン。

「〇〇月〇〇日〇〇時〇〇分に利用しましたね、こちらには履歴が残っています。お金を払って下さい。」

こう言われるとどうでしょうか。
日時を思い出してみると、確かにあなたが利用した日と整合性がとれるので、「支払わないといけない」と思ってしまいます。

しかし、簡単に言ってしまうと単なるアクセスログに過ぎません。

まとめ

スマホのアダルトアプリの請求が急増しているようで、社会問題になっています。

いかがわしい請求は無視が一番です。
今後は怪しいサイトには近寄らないようにくれぐれも気を付けて下さい。

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