アーマード・コアシリーズの魅力とは
記事の詳細
概要
近年、ロボットゲームというジャンルはかなり減ってきている。まったく無い訳ではないが、その需要は減ってきているのかも知れない。
というのは、ソフトの売上的にも大手メーカーがあまりリリースしないのが物語っている。
あの有名なロボット・メカアクションシリーズの「ARMORED CORE アーマード・コアシリーズ(以下、ACシリーズ)」も『ARMORED CORE VERDICT DAY(アーマード・コア ヴァーディクトデイ)』のリリースから2018年で5年も経っている。
その5年間、ACシリーズは新作リリースされていない。
開発元であるフロム・ソフトウェアは他の新作タイトルの開発を行っているので、チャンスが無い訳では無い。
話は変わって、ACシリーズは2018年に20周年を迎える。
それを記念して、20周年記念商品『ARMORED CORE ORIGINAL SOUNDTRACK 20th ANNIVERSARY BOX』が発売となった。
シリーズのサントラに加え、新規楽曲や今まで未収録だった楽曲などが収録されたまさに集大成と言えるサントラBOXだ。
Amazon.co.jpにて受注生産だったが、追加受注販売も決まった。(※現在は受注受付終了している)
限定モデルは直ぐに販売が終了する程の人気で、通常モデルでも2万円近くするサントラがここまで動くのも珍しいだろう。
また、12月3日(月)にSIE(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)から数量限定で発売となるプレイステーション クラシックにて、初代「アーマード・コア」が収録されることが決定した。
これを記念してという訳では無いが、今回はACシリーズの魅力について。
アーマード・コアシリーズの魅力とは
硬派な世界観
ACシリーズはプレイヤーは一人の傭兵(レイヴン)またはリンクスとして様々な依頼(ミッション)を受けて報酬を貰っていく。
荒廃し、殺伐とした世界で生き残るために時には依頼人による裏切りやトラブルに巻き込まれることも。
ちょっとしたネタバレになるが、実はACシリーズはそれぞれの作品にちょっとした繋がりもあったり無かったりする。
基本的にACシリーズは世界観や設定などを詳細に説明してくれないので、プレイヤー間で推測したり、脳内補完する必要がある。
これが所謂“フロム脳”と呼ばれるものだ。
なので、20th ANNIVERSARY BOXのブックレットなどで新しい情報が出てくるとちょっとした盛り上がりを見せるのである。
硬派な世界観ではあるが、その中から”萌え”を見出してしまうのは人間の性なのだろうか。
自分だけの機体
ACシリーズで最も特徴的なのは、自分で機体をカスタマイズ(アセンブル)できることにある。
作品によってカスタマイズできる箇所が微妙に異なるが、基本的には頭・胴体・腕・脚部・右腕武器・左腕武器・右背面武器・左背面武器・ラジエータ・ジェネレータ・ブースト・FCSとこれだけパーツを交換できる場所がある。
FCSは機体の照準性能と考えて貰えば良いだろう。
さらに機体カラーに加え、エンブレムも自作できる。
機体名も変更できるので、正に自分だけのオリジナル機体を作ることができる。
なので、ミッションに合わせて機体構成を変えるも良し、ロマンを求めた機体を作るも良しと、機体を組み上げるだけでも多様性が凄い。
イカすBGM
ACシリーズはBGMもとにかく格好いいものが多い。初代PSの時期では少なかった容量もPS2になると一気に増え、以降、多彩な楽曲が収録されるようになった。
英語の歌詞が入ったBGMは星野康太氏など音楽チームが担当しており、その人気の高さから「FreQuency」というバンドもできた。
ミッション中に流れるBGMは印象に残りやすく、ゲームをより盛り上げてくれる。
20th ANNIVERSARY BOXはオリジナルデザインの入った「CDレコ」がセットになった限定モデルは3万円はしたが、それでも短時間で売り切れになった。
通常モデルも2万円もするサントラでありながら追加受注がされるなどファンからの人気の高さが伺える。
特にガラケーでリリースされていた「ARMORED CORE MOBILEシリーズ」の楽曲は20th ANNIVERSARY BOXでしか聞けないので貴重な資料でもある。
個性的なキャラクター
シリーズを通して殺伐とした世界観ではあるが、戦闘中に鼻歌を歌うキャラクターもいたり、イキった割にポンコツな奴だったりと個性的なキャラクターが多く、登場時のセリフが少ないにも関わらず印象に残るものが多い。
基本的には淡々とした若干の棒読み感があるセリフを声優に言って貰っているとのこと。
実際ゲーム中では必殺仕事人みたいなレイヴン連中が多く、あくまで仕事の一環としてのセリフなので感情を込めて喋ることも少ないのだ。
しかし、その中でも独特な言い回しをするキャラクターは少なくなく、ファンの間で引用されることが多い。
AIの育成
シリーズによっては「AI」の育成要素もある。自分の動かし方や機体構成を参考にAIが自動で動くというものだが、これが中々どうして難しく、思ったように動いてくれないのだ。
基本的には対戦用の要素ではあるが、持ち寄ったAI同士を戦わせたり、自信作を他のプレイヤーと対戦してもらうという楽しみ方ができる。
「ARMORED CORE FORMULA FRONT」はこのAI対戦がメインのゲームとなっている。
まとめ
まとめると、アーマード・コアは良いぞ。操作に関してはPS4のデュアルショックコントローラー4やXbox ONEコントローラーではまだ足りない位に複数のボタンを同時に使用するので、動かし方に慣れるまでが大変なシリーズではある。(Xbox Elite ワイヤレス コントローラーなら悪くないかもしれないが)
しかし、その複雑な操作も”ロボットを動かしている感”を味わえる要素のひとつになっているとも言える。
コトブキヤが展開しているプラモデル「アーマード・コア V.I.(ヴァリアブル インフィニティ)シリーズ」は未塗装でもクオリティの高いものになっている。
組み立て難易度は少々高いが、インジェクションキットなので取れやすいパーツ意外接着する必要もなく組み立てることができる。
一時期は店頭からも姿を消したが再販されるので、発売当時に結局買ってなかったり、興味を持ったなら購入しておこう。
5年以上新作が出ていないシリーズだが、20th ANNIVERSARY BOXのブックレットのインタビューでは「このまま終わるつもりはない」と言っており、今後の展開に期待しつつ、フロム・ソフトウェアの他の作品も楽しんで行こうと思う。
リンク
フロム・ソフトウェア 公式サイトARMORED CORE ORIGINAL SOUNDTRACK 20th ANNIVERSARY BOX 特設サイト
コトブキヤ V.I.シリーズ
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