ラピュタの「バルス」は、なぜ3文字の呪文なのか？

2013/10/5

記事の詳細

スタジオジブリの名作「天空の城ラピュタ」の中で唱えられる滅びの呪文「バルス」。2ちゃんねる、ニコニコ動画、twitterなどでバルス祭りが行われ話題となりました。（行われ、というのも変な話ではあるけれど…。）

ニュースサイトのヘッドラインで大きく取り上げられたり、サーバーがダウンするなど、一アニメの放送ではあり得ないような盛り上がりを見せているのです。
もはや、恒例行事のようなものです。

前回の放送時ではtwitterの秒間ツイート数が世界新記録を達成して最高潮に盛り上がりました。

天空の城ラピュタはここまで共有型の作品になるとは思わなかったのですが、ここで気になるのが「バルス」という呪文そのもの。
そもそも、滅びの呪文が「3文字」というのは短い気がします。たった3文字で王国が滅びてしまうのですから。
うっかり何かの拍子で日常会話の中で出てしまったらどうするのでしょうか。

今日は、そんな「バルス」についての記事です。

このページの目次

0.1 Yahoo!知恵袋での質問
0.2 九十九式
0.3 不倒城

1 まとめ

Yahoo!知恵袋での質問

なぜバルスはラピュタを滅ぼす、一番大切な呪文なのに3文字だけなのですか？

3文字だけでは危ない、間違えて発動してしまう事もあるのではないか、そういった危険性を設定の上で考慮する事はなかったのか、といったような質問です。

ベストアンサー要約

まずは、バルスという呪文がどのような瞬間に言われるかを考えなければいけない、という見解。滅びの呪文を唱えるぐらい危険な状態である事が想定される。例えば、自分の命が今すぐにも奪われかねない。（首を切り落とされる等）
また、対するのは人ですが、文明そのものを滅ぼすという事。つまり人智を超えた者でなければ対抗する事が叶わないという事。
要は、自身の力だけではどうする事もできないケース。

そんな時に、長ったらしい詠唱呪文では瞬時に絶命してしまう。あと可能性として考えられるのは、明確な意思がないと発動しない、という事。
「ラピュタを滅ぼしたい」と念じつつ「バルス」と唱えないと発動しない、という事。

なかなか素晴らしい答えでした。確かに咄嗟に長い呪文だと唱える事が出来ません。現にシータとパズーもすぐさま絶命、というわけではないにしろ、切羽詰まった状況の中唱えたように思います。

九十九式

『天空の城ラピュタ』の滅びの言葉は本当に「バルス」三文字なのか

こちらは詠唱呪文としては妥当な考察。本来は長い呪文でシータは「最後に一緒にバルスと言って」と伝えた後に長い呪文を唱えた。そして最後に「バルス」と唱えた…。

確かに、ありそう。

不倒城

ラピュタには何故自爆コマンドが用意されているのか

実は、バルスは自爆コマンドではなくてメンテナンス用のコマンド、だという説。
う～ん、確かにそうなのかも。飛行石は健在で周囲の建物が崩れているだけである。再構築するためのコマンドなのだろうか？

まとめ

興業的に大成功したのは「千と千尋の神隠し」「ものの姫」「ハウルの動く城」なのかもしれません。しかし、天空の城ラピュタが「バルス」によってある種のムーブメントを起こしているのもまた事実で、これも一つの成功の形なのでしょう。
もちろん、宮崎駿は「バルスを流行させよう」なんて微塵も考えていなかったとは思いますが…。

その他バルスに関する考察、求む。