スマホの漫画が無料

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2014/01/23

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このページの目次

1 概要
2 まとめ

概要

時代は大きく変わり、iPhone・Androidなどのスマートフォンやタブレットで漫画が読めるような時代になった。

どうしても議論の矛先は、据え置きゲーム機対スマホゲームの二項対立になりがちではあるが、漫画業界の将来も危ぶまれている。

では、なぜここまで「スマホで漫画を読む」事が一般的となったのだろうか？
今回の記事では、この件について考察していきたいと思う。

TVCM

まずは、そのプロモーションだ。
テレビをつければ、スマホで漫画が読めるというCMをよく見かける。しかも、その漫画は「無料」だというから驚きである。

最近私が見たTVCMでは「金田一少年の事件簿」や「進撃の巨人」のキャラクターが登場している。

特に「金田一少年の事件簿」の主人公、金田一少年（と思われるキャラクター）の登場するCMでは、インタビュー形式になっており、「これは事件ですよ！事件簿ですよ！｝と金田一少年が訴えるシーンが印象的だ。

ビジネスモデルとしては、そのサービス・サイトがアクセス数を獲得する事により、広告収入を得て運営していると思われる。

サービス運営側が十分な収益を上げる事が出来れば、漫画そのものを販売しなくても成立してしまうのである。

かさばらない

スマホで漫画を読む、という事は、いわばデジタルデータを読んでいるのである。
つまり、紙で作られている本・雑誌・単行本ではないため、かさばらないのだ。

常識的な話ではあるが、スマホの容量の限界を迎えるまで、デジタルデータを保管しておく事が可能なのである。

本や雑誌はかさばる事が難点だ。
誰しもが面倒臭い想いをしながら、古本・古雑誌を紐で縛った経験がある事だろう。

しかしながら、これを短所と捉える人もいる。
紙で出来ている本・雑誌を実際に手に取ってこそ、そこに醍醐味があるという意見だ。

これについては好みの問題であるが、残念ながら『紙至上主義者』は漫画の愛好家ではなく、本の愛好家に多いようである。

試し読みができる

決して、すべての漫画が無料で読めるわけではない。
多くの場合は、一部の漫画が無料であったり、最初の『1巻』や『1話』が無料である。

これはスマホの漫画に限らず、書店でも増えている。
話題作の最初の『1巻』や『1話』を無料で開放しているのだ。

これは、元々出版社側のマーケティングであり、専用のミニブックまで配布されているケースである。

しかし、こちらも紙であるが故作品数は多くないが、デジタルデータとなれば話は別である。

量の勝負になってしまうと、どうしてもスマホのプラットフォームの方が有利になってしまう。いや、有利どころか一瞬で勝負が決してしまうのだ。

その場で購入可能

これは販売する側にとっても、ユーザー側にとってもメリットだが、その場で購入が可能なのである。

紙の本であれば、書店やコンビニで購入する必要があった。もしくは、私はあまり利用しないが通販で購入する方法だ。

デジタルデータであれば、お金を支払いデータをユーザーに渡すだけで、売買が成立してしまう。

もちろん、決済はカード決済や電子マネーを使ってしまえばいい。
量に次いで、こちらもスマホで漫画を読む事の優位性の一つだろう。

深夜に読みたい漫画があっても書店が空いていない。
そんな場合でも、PCかスマホ、もしくはタブレットで購入できるのだ。

ページめくりが煩わしくない

意見が割れそうではあるが、紙とは違ってスマホはページ送りがない。厳密に言えばページがない。

もちろん、次ページ・前ページという概念はあるので、ページ遷移する必要はあるが、1枚1枚丁寧にめくる必要はないのだ。指でなぞってやるだけでいい。

しかしながら、『ページをめくる』という行為そのものが、読む楽しさに繋がるのだと、紙の愛好家の人達は言う。