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ピクサー作品のようでそうじゃない映画”シュガー・ラッシュ”に足りないもの

2013/07/28

記事の詳細

シュガー・ラッシュ

ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオズ作品

作品概要

“フィックス・イット・フェリックス”というゲームの中で悪役を演じてきたラルフが主人公。
力自慢で、かなり大男。(どれぐらい大男かと言うと、ストリートファイターのザンギエフが小さく見える程…。)ラルフの役割は、ゲーム内の建物を壊す事。とにかく壊す。 そのゲームの主人公がフィリックスで、ラルフが壊した建物をフィリックスが直す。

悪役が集う会合でラルフは悩みを吐露する。
“フィックス・イット・フェリックス”というゲーム内で、ラルフは一人ぼっちだという事を話すが、他の悪役達の反応は優しいが受け入れろとの事。いつの時代も悪役は辛いもの。
アニメやゲームの中での、御約束事の一つとして取り込まれてしまうからだ。

会合が終わると、ラルフは”フィックス・イット・フェリックス”のゲーム内に戻るが、そこでゲーム誕生30周年のパーティーに出くわす。いつもラルフが壊しているマンションでは、お祝いのパーティーが行われているが、ラルフは招待されていない。
パーティーの様子が気になるラルフはマンションの入り口に行く。すると、気を利かせたフィリックスがラルフを中に誘うが、他のマンションの住人は不満気だ。

お祝いパーティーのメインであるケーキの上には、ゲームのマンションを模したデコレーションが乗っており、フィリックスを始めとする住人達もお菓子になっていた。
ラルフは、マンションの横の泥(チョコレート)にまみれて怖い顔をしている…。
これに不満を唱えたラルフは住人達と口論になってしまい、ケーキを粉々に砕いてしまう。

ここからマンションの住人を見返そうとラルフの冒険が始まるのだが…!?

制作会社・スタッフ

全編を通して見てみると、ピクサーの作品ではないが、何となく”ピクサーっぽさ”みたいなものが感じられる。
CMプロモーション等を見ていても、”ピクサー”の作品だと思っていた人も多いようだ。
かくいう私自身も、前情報があまり段階ではピクサーの作品だとばかり思っていた。
“モンスターズユニバーシティ”とインターバル短いなぁ、と何となく感じてはいた。

だがしかし、このシュガー・ラッシュはピクサーの作品ではないのだ。
ディズニー・アニメーションが作ろうがピクサーが作ろうが同じような作品になるようなら、どちらでもいいじゃないか、とつい感じてしまう。
ディズニー・アニメーションなのに”ピクサーっぽく”なってしまっている理由の一つにピクサーのジョン・ラセターが制作総指揮になっている事が挙げられる。

映像や世界観は”ピクサーっぽく”なっているがなりきれていない部分もある。ピクサーの作品になりきる事には一見問題があるようにも思えるが、どうせならなりきって欲しかった。その理由については後述する事にしよう。

良い意味でも悪い意味でも、ディズニーらしい作品

綺麗な映像・世界観

まず初めに、映像はとても綺麗だ。
日本のアニメーションではもはや拝めないレベルになっている。ゲームの世界やキャラクター達の色使いは見ていると、昨今のディズニーの3Dアニメーションの作品が何を求められているのかがわかる。

ディズニーに求められているのは、楽しい世界、綺麗な世界という事だ。
“カーズ”や”モンスターズ・ユニバーシティ”等のピクサー作品を見てもそうだが、カラフルである。
“映画って楽しいな”と素直に思えるような作りだ。

特に、中盤以降からラルフが入り込んでこの作品のタイトルにもなっている”シュガー・ラッシュ”のゲーム内の世界は素晴らしく綺麗である。

映像が綺麗な一方で…。

とにかく映像が綺麗な一方で、ストーリーは大味だ。わかりやすい起承転結に御約束事が詰まっている。演出や展開は今までやり尽くされたと言っても過言でもない要素が詰まっており、舞台となる世界と演じるキャラクターが変わっただけで、”使いまわし”に近いかもしれない。

いくらピクサーっぽい作品とは言え、話が大味過ぎる気がする。
特に終盤でのゴタゴタ後の大団円については、視聴者が置き去りになってしまっている気がしてならない。”こういうのが好きなんでしょ”といったように作り手が思って作っているような印象を受けるのだ。

オリジナルゲームのクオリティ

今回の作品では既存のゲームも数多く出てくる。
悪役の集いのシーンでは、クッパやザンギエフ、ベガなどが列席しており、日本のゲームファンは喜んだと思う。
また、ロビーではセガのソニックも登場しており、マリオやストリートファイターのキャラクターが登場した事以上に興奮した。

リュウやケンが会話を始めたりするし、あえてのストファイ2だし…。やはり、ストリートファイターは2という事だろう。
「飲みに行こう」と会話をしていたのだが、次のシーンでは本当にお店で飲んでいて笑えるシーンの一つだ。

といった具合に様々な既存のゲームやキャラクターが登場するのだが、主役となるのは”フィックス・イット・フェリックス”と”シュガー・ラッシュ”だ。この映画の中のオリジナルのゲームであり、ほとんとこの2つの世界で話が展開されていく。

今回の作品でキーとなるのは、見ている人がどこで興奮するのか、という点である。
知っている作品が見れるのはとても嬉しいし興奮する。だが、そうなってくるとオリジナルの作品の弱さが際立ってしまう。
もっと言えば、弱いなら弱いでいいが、有名作品をもっと登場させろと感じてしまう。無論、そのあたりは大人の事情で不可能なんだろうが、オリジナルの作品はパンチが弱い。
“フィックス・イット・フェリックス”は良かった。導入部分でしっかり時間を使ったし、ゲームセンターの1コーナーのゲームであるという位置付けは出来ただろう。

だが、タイトルにもなっているシュガー・ラッシュのインパクトはどうだろうか?
確かに諸事情はしっかり伝わったのだろうが、ゴタゴタ感や忙し過ぎる感覚が否めない。
“ゲームの世界”というより単なる”メルヘンの世界”になってしまっていないだろうか。

まとめ

この作品、もちろん悪くはないのだが後に残るものは何もない。
ディズニーやピクサーに後に残るものを求める方が間違いだと言われてしまうのかもしれないが、それでも過去の作品はもう少し楽しめたし愛情や友情を感じる事ができた。

私が思う失敗点の”まとめ”としては、様々なキャラクターが登場する単なる”お祭りアニメ”っぽくなってしまっている点。
“お祭りアニメ”の方向ならそれはそれで、そちらを伸ばしていけば良いのに、中途半端に終わってしまっている点。

ただ、これは私の期待値が高かった事による批評が多いに含まれてしまっている。
鑑賞前にTVで見てあのCMには、とても心踊らされたからだ。

TVゲームの雰囲気を、もう少し全面に押し出す事が出来れば私も好きになれただろう。現に、3DCGのシーンよりも2Dのドット絵のシーンの方が見ていてワクワクした。実際はゲームセンターのゲーム画面側でのみ2Dのシーンの切り替わり、彼らが住む世界は3Dなのだ。本当に存在していてそこで生活しているので、別々になっている。

しかし、あくまでもこれは私の批評であり、Yahoo!映画のレビューや映画.comのレビュー点数等を見ていると、それなりの高得点となっている。レビューサイトのレビューをどこまでアテに出来るのかはわからないが、参考材料の一つとして考えればいいだろう。
CGアニメーションを見たい方にはおすすめできる作品だと思う。

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