概要

7月10日に突如として発表された「Nintendo Switch（以下、Switch）」の新型となる「Nintendo Switch Lite（以下、Switch Lite）」が発表された。
Switch Liteは従来のSwitchの価格である29,800円+税よりも安い19,980円+税となっている。

発売日は9月20日でカラーバリエーションはイエロー・グレー・ターコイズの3色。

また、本体バッテリーが強化され、約1.4倍から1.8倍長く携帯モードで遊べるSwitchの新モデルが8月下旬に発売されるとのこと。
価格は変わらず、2,9980円＋税。

こうなるとまだSwitchを未所持の人はどちらを購入するのが良いのか迷うところだろう。
そんな人達へSwitchを購入する際の注目点をまとめてみた。

SwitchとSwitch Lite

それぞれの方向性

まずSwitchとSwitch Liteはそれぞれの方向性が微妙に異なるハードとなっている。
Switchの大きな魅力として専用ドックに接続すれば大画面で遊べる据え置き型になり、専用ドックから外すと携帯ゲーム機になるというものだ。

しかし、Switch Liteでは専用ドックに接続できず、あくまで携帯ゲーム機としてのハードとなっている。

つまり、大画面で腰を据えて遊びたいのであれば通常のSwitchを、携帯ゲーム機として気軽に遊びたいのであればSwitch Liteを購入するのが良いだろう。

Switch Liteの方が安い

Switch Liteの強みのひとつは通常のSwitchよりも価格が1万円安いことが挙がる。
子供を中心としたライトユーザーにも人気のスプラトゥーン2や、2019年11月15日に発売されるポケットモンスター ソード・シールドを遊ぶハードルが低くなるので、クリスマスプレゼントとして子供に買い与えやすくなるのは親としても安くなるのはありがたいだろう。

新たにハードを購入するとなるとソフトも含めると実際には+1万は考える必要があるので、この1万円の差が大きいと言える。

重さの違い

携帯ゲーム機で遊ぶ場合、地味に気になるのが本体の重さだ。
スマホ・タブレットを持っていれば分かるが、小型端末ほど重さが気になるものだ。

Switchの携帯モードの重さは約398g、対してSwitch Liteの方は約275gと123gもの差がある。
本体サイズもSwitch Liteの方が若干小さいので、持ち運びもしやすくなっている。

未対応ソフトがある

Switch Liteでは一部機能がオミット（削除）されている。
Joy-Con（コントローラー）に搭載されているHD振動やモーションIRカメラがSwitch Liteには未搭載なので、これらの機能を使うソフトを遊びたいのであれば通常のSwitchが良いだろう。

Switch Liteでも未対応ソフトでも遊ぼうと思えば遊べるが、その場合は新たにJoy-Conを別途購入する必要がある。

Switch Liteは配信には不向き

ネットでゲーム実況を見るという人も多く、実際に自分でゲーム配信をしてみたいという人も居るだろう。
Switch Liteは専用ドックに未対応なため、モニターに映して配信を行うということができない。

なので、ゲーム画面をPCに映してゲーム配信を行うのであれば通常のSwitch一択になる。

セーブデータの共有

2台目のSwitchとしてSwitch Liteを購入するという人もいるだろう。
ダウンロード購入したソフトであれば、同じニンテンドーアカウントを連携した本体であれば、どちらの本体でもプレイ可能とのこと。

また、一部のセーブデータを除き「セーブデータの引っ越し」機能を使うことで2台のNintendo Switch間でセーブデータを移動させることが可能。
Nintendo Switch Online会員ならば「セーブデータお預かり」サービスを利用することで別の本体でもセーブデータを簡単にダウンロードできる。

詳細は公式サイトで確認して欲しい。

Nintendo Switch Liteを 2台目の本体としてご検討の方へ

まとめ

Switchの新型については予てより噂されていたが、まさか携帯型ゲームの方向に思い切り舵を切るとは思って居なかっただけに驚いたが、任天堂はSwitch自体を携帯ゲーム機として扱っていたことを考えるとこの方向性で来るのは必然だったのだろう。

結論としては、大画面で遊ぶ・ゲーム実況をしたいのであれば通常のSwitch。
安く済ませたい・携帯ゲーム機として気軽に遊びたいのであればSwitch Liteを購入するのが良いだろう。

既にSwitchを持っている人にとってはSwitch Liteはそこまで魅力的には見えないかもしれない。
どちらかと言うとユーザーを増やすために用意されたハードのようにも思える。

ユーザーが増えればネット対戦もより盛り上がる一方で、Switch Liteでは無線LANで通信を行うため、ネット対戦でのラグの発生や切断が起こる確率も必然的に上がるというデメリットも存在している。
不安定さは無線通信の定めとはいえ、こればかりは任天堂だけでは難しい問題なので仕方ないところでもある。

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