香川真司が愛される理由

サッカー

2013/07/28

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このページの目次

1 香川真司の少年時代、その“素敵な”エピソードとは？
2 興味の対象は振る舞いや性格へ
- 2.1 ファンの心理
- 2.2 普通なところが今までにいないタイプ
3 いつまでもサッカー少年

香川真司の少年時代、その“素敵な”エピソードとは？

香川真司の少年時代、その“素敵な”エピソードとは？

プロサッカー選手のこういったエピソードを聞くと好感が持てる。キングカズが様々なプロサッカー選手や、プロになれなかったサッカー少年、はたまたサッカーをした事がない人にさえ夢を与えてきたのと同じように、香川真司のようなまだ若い選手も夢を与えている。
そして香川真司もまた、幼い頃にカズに夢をもらった一人であり、こういう風に受け継がれていくものなのだろう。

興味の対象は振る舞いや性格へ

ファンの心理

時に私達はサッカーを始めとする、プロのサッカー選手の振る舞いや性格を非難する。無論、それは有名な選手に対してより顕著に。
有名になってファンが増えれば、人々の関心が私生活に移っていくのは、何もスポーツの世界だけではない。俳優やミュージシャンだってそうだ。

確かに、勝負の世界だとしても結果だけを残せばいいだけではない。全力で戦い勝利して、尚且つメディアを通して我々が満足のいく態度やコメントを残さなければならない。
勝った時は誰でも出来る事ではあるが、結果が出なかった時にこそ、その真価が問われる。

普通なところが今までにいないタイプ

カズ程のキャリアはない。中田のような孤高さもなく、本田程の存在感もない。だが、香川真司は好かれる。

ストイックなのはスポーツ選手ならば持ち合わせているものとして当然だと考えている人が多い。それを全面に出す必要があるのだろうか。
エゴイスト？全くこちらは構わない。ゴールを決めてくれるのならば。
逆に言えば、結果を出してくれれば、ストイックさアピールなど必要ないのだ。
夢を持つのは結構だが、W杯の優勝宣言を聞いても空いた口が塞がらない。現にコンフェデ杯では、世界との壁を痛感せざる負えない結果に終わった。

一つずつ階段を駆け上がってくれれば、問題ない。次の日本代表のステップは、ブラジルW杯でベスト8入りを果たす事だろう。

本田、長友程、香川は大口を叩かない。それは彼の性格に起因するところが大きいだろうが、所属するクラブのレベルがこれ以上にない程に現実を見せているからではないだろうか。
マンＵというクラブは次元が違う。長友が所属するインテルもビッグクラブと言えるが、それの比ではない。

中田や本田のようなリーダーの素質はない香川。
エゴイストではない香川。
しかし彼は愛される。彼は普通過ぎるぐらい普通だからだ。

いつまでもサッカー少年

香川からはマンUに行ってもサッカー少年のようなものを感じる。多少服には気を遣うようにはなったものの、ジャージが似合う香川少年の姿がそこにはある。もちろんサッカーの上手さは、サッカー少年などというレベルではないが、ボールを追う姿やゴールを決めた時のポーズなど、本当にサッカーが好きなんだと見受けられる。
全身白のスーツできめてサングラスをかけて、GAGAミラノの腕時計をし、フェラーリに乗る事に、夢はあるかもしれない。
だが、それは自分を重ね合わせる事ではない。

香川のプレイする姿は、サッカー少年が夢を叶えた姿そのものなのだ。
それは、マンUのようなビッククラブに行っても何も変わらない香川自身が証明している事だった。

フリーになって、ゴールキーパーさえもら抜いても、最後は子供達にパスを出す香川。
今度は、世界の舞台から子供達に夢というパスを出してほしい。