ファン・マタが「真司と一緒にプレーできて幸せ」と報じられているが…。いい加減リップサービスに歓喜するのはやめにしないか？

サッカー

2014/08/12

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ファン・マタが「真司と一緒にプレーできて幸せ」と報じられているが…。いい加減リップサービスに歓喜するのはやめにしないか？

このページの目次

1 概要
- 1.1 リップサービスであるという事
- 1.2 結果的に株が上がるのはリップサービスをした選手
2 まとめ

概要

スポニチアネックスが8月6日(水)7時1分配信に配信した記事で、下記のようなものがある。

マタ　香川との定位置争いを歓迎「一緒にプレーできて幸せ」

この記事によると、「シンジはベストなプレイヤー」だと日本代表である香川真司の実力を認めたと報道されている。

リーガ・エスパニョーラの覇者、A・マドリーの移籍が報道されている件については知らないとコメントを残したようだ。

今回の報道は前向きなものとして捉えられているようだが、日本人のこの気質、もうやめにした方が良いのではないだろうか？

リップサービスであるという事

ファン・マタの今回のコメントは単なるリップサービスに過ぎない。よく考えてみてほしい。

誰が同じチームでプレイしているチームメイトの悪口を報道陣に述べるだろうか？いくら昨シーズンチームがさんざんな結果で終わったとは言え、チームの雰囲気は悪くはない。

ましてや、ファン・マタは一流のプレイヤーだがマンチェスターに来てからのキャリアは長くはない。

こんな状況でチームメイトに関するネガティブなコメントを発するわけはないのだ。

確かに、ファン・ハール監督は「10番が多過ぎる」というコメントを残したし、マタも香川もトップ下の候補である。

とは言え、同一のポジションでプレイする選手が複数人いるのは当然の事だ。控え選手は用意しておかなければならない。

もちろん、控え選手に甘んじるかどうか、というまた別の問題はあるものの、チームとしては普通の事なのだ。

結果的に株が上がるのはリップサービスをした選手

日本人選手が海外のクラブでプレイする機会が増えてから、名前だけが先走りしてリップサービスを受ける機会も増えた。その度に日本人のファンは歓喜する。

今回のマタはチームメイトを褒めたに過ぎないし、大した事ではない。香川の境遇が前進したわけでもない。

先日はブラジルの至宝「ネイマール」が来日したが、その際も本田圭祐と香川真司の名前を挙げるなど、リップサービスがあった。

しかしながら、結果的に株が上がるのはリップサービスをした選手だと考えるべきである。今回のマンチェスターの件で言えば、ファン・マタだし、ネイマールの件もそうだ。

日本人が下に見られているからこそ、リップサービスを受ける対象なのだ。リップサービスではなく、日本人が本当のコメントをされる事を願う。