香川真司は本当にマンUに残るべきなのか？控えよりもレギュラーが保証されるチームへの移籍

サッカー

2014/08/14

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このページの目次

1 概要
- 1.1 ファン・マタの存在
- 1.2 控えとして残るのか、レギュラーを求めて新天地へ
2 まとめ

概要

ルイス・ファン・ハール監督新体制となり、香川真司の境遇はますます厳しいものと見られていた。

逆風の中、アメリカ遠征で前向きなニュースが届く。リーガ・エスパニョーラの対レアル・マドリード戦で香川がアシストを決めたのだ。後半から出場した香川は、逆サイドにポジションをとっていたメキシコ代表のエルナンデスに絶妙なクロスを送った。

実況も香川のパスをベタ褒めする。
「エルナンデスは、後は当てるだけだった。」と。

このパスが香川らしいプレイかどうかはさておき、アシストを決めたのは事実だ。欲を言えば得点が欲しいところだが、今はこれでもいい。

各メディアでは、このアシストを前向きに捉えている。もちろん、コンスタントに今回のプレイのレベルを示す必要はあるが、一歩は踏み出せた。

しかしながら、マンチェスター・ユナイテッドというビッグクラブの名前に踊らされているのではないだろうか？

このまま香川は良いプレーを続けて、マンチェスター・ユナイテッドに残る事が香川の最善の道なのだろうか？

ファン・マタの存在

まずは、強力なライバルの存在だ。それはスペイン代表のファン・マタである。昨シーズン、同じプレミアリーグの強豪、チェルシーから莫大な移籍金の額で移籍してきたトップ下の選手である。

2014ワールドカップでのスペイン代表の衰退は記憶に新しいが、それはチームレベルである。そして、ファン・マタが戦犯だったわけではない。

昨シーズンもシーズン途中の移籍ながら、アシストも得点も決めている。スペインサッカー特有のパスも得意である。

細かなプレイスタイルは異なれど、いわば香川上位互換的な存在だと言えるだろう。ドルトムント時代のプレイができればわからないが、今の香川ではファン・マタに劣る。

ただし、マタがいるからと言って必ずしも香川が移籍するとは限らない。トップ下の控えや、ボランチでの出場だ。

マンチェスター・ユナイテッドの看板にすがるのであれば、それでもいいだろう。しかしながら、日本代表として生きるのであれば、その道は正しいのだろうか？

控えとして残るのか、レギュラーを求めて新天地へ

どんなに優れた選手であっても、試合勘が鈍るのは良くない事だ。繰り返すが、これは本当によろしくない。

プレイの質が劣っても、コンディションによってはプレイヤーのレベルは異なる。選ぶ選手も変えなければいけない。これは監督の仕事だ。

もしも、香川が4年後もワールドカップを目指しているのであれば、レギュラーを与えられるクラブに行くべきである。

メディアは好きな事を言うだろうが、それでもフットボール選手であれば、クラブの名前に踊らされてはいけない。

しかも、今のマンチェスター・ユナイテッドにファーガソンはいない。ファーガソンがいれば、マンUに残る価値もあっただろうが、そうではない。

ファンハールも智将だ。2014FIFAワールドカップでは、オランダ代表を率いて素晴らしい戦いをした。ファンハール監督が香川真司にレギュラーの座を与えるのであれば、残る意味もあるだろう。