血液を抜かれるゲーム周辺機器が話題に。現実でのSAOや鷲巣麻雀もそう遠くない？

インスピレーション

2014/12/2

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このページの目次

1 概要
2 まとめ

概要

「仮想世界は、どんどん現実に近いものになっていく。バーチャルとリアルの境界線がなくなる」

このような言葉を耳にした事はないだろうか。スマートフォンの登場から、スマートウォッチ、スマートグラスなどのスマートデバイスの発展が著しい現代において、この言葉はあながち間違っているとは言い難い。

手で操作するものから、腕に装着するものに。今度は目で見るものへと姿を変えていく。
それぞれのスマートデバイスの役割は違えど、徐々に人間に近づいていく。やがては脳を直接制御するようなものまで登場するかもしれない。

機械に疎い人にとっては縁遠い話かもしれないが、コンピュータが好きな人であれば、実に興味深い話である。

また、ゲームを愛するゲーマーにとっては非常に喜ばしい事だ。「ゲームの面白さはグラフィックだけではない」という意見がある反面、ゲームの進化に対する賞賛の声が多いのも事実なのである。

そんな中で、驚きのニュースが届いた。
「ゲーム内のキャラクターがダメージを受けると、自分の血液が減っていく」
というものだ。

その名も「Blood Sport」というプロジェクトである。

ゲームはバーチャルなもの？

テレビで評論家や芸能人がこんな事を言う。
「キャラクターは簡単に死んで、そして簡単に生き返る。こんなゲームばかりをしていたら、頭がおかしくなる」と。

子供の頃からゲームをしてきた私にとって、到底同意しかねる意見ではあるが、こういったリアルに近いゲームが登場した時に、今度はどのような事を言うのかは興味がある。

ゲームでキャラクターがやられても平気ではない、自分にも危害が及ぶ。

もちろん、自分がここまでのゲームをプレイしたいのかと聞かれればそうではないし、「リアルの意味が違う」とも思ってしまうが…。

SAOや鷲巣麻雀

昨今では、オンラインゲームを題材としたテレビアニメやライトノベル小説も多く存在する。人気作で言えば、SAO（ソードアートオンライン）だ。

技術が発展したオンラインゲームの世界が舞台で、プレイヤーはゲームの世界で実際に身体を動かすような感覚を体感する事ができる。
本当にこういったゲームがプレイできる日がくれば、それは楽しい毎日なのかもしれない。

「ゲームでやられると血液が減る」という点で言えば、アカギの中で登場する鷲巣麻雀を思い出す人も多いかもしれない。

鷲巣麻雀では、麻雀の点数の増減に応じて自分の血液が抜かれる。トぶ時は死を意味しており、主人公のアカギと鷲巣は命懸けの麻雀を打っている。この鷲巣麻雀編は長期間連載されており、鷲巣麻雀のルールのインパクトもあってか有名なシリーズだ。

最終的な目標は採決された血液の提供

この「Blood Sport」はまだまだ開発段階で、Kickstarterで支援を求めており、250,000ドルが目標額となっている。

現在では、3324ドルの支援金が集まっており、250,000ドルには到底達しそうもない。

「Blood Sport」のプレイ時に採決された血液は、最終的には血液提供なども想定されており、単純にゲームの緊迫感を追及した結果だけではないようである。

仮に実装されて普及すれば、献血の際に採決するだけではなく、ゲームをプレイして採決、という可能性もある。

もしかしたら、献血率・献血量の向上に繋がる夢のような話に化けるかもしれない。