レトロゲームの海外流出が止まらない…。

ゲーム

2014/10/28

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このページの目次

1 概要
2 海外への流出
3 まとめ
- 3.1 参考URL

概要

近年、レトロゲームは恐ろしい程の価格上昇を見せており、レトロゲームの定番ソフトとレアソフト相場は上昇し続けている。

当然、レトロゲームを取り扱う店舗でも影響が出てきている。

レトロゲーム自体は売れているのだが、肝心のレトロゲームの仕入れが追いつかなくなり、棚の隙間に補える商品が無いという状況になっているようだ。

在庫が無ければ売上げも上がらないので、どこも在庫確保に必死だ。原因は、外国人の客がどんどん購入し、海外に持ち出してしまうためだ。

ドリームキャスト以前のPlayStation以外のネオジオ、PCエンジン、セガ系列とったレトロハードは外国で発売されておらず、あまり出回ってない機種は特に熱心なファン人気は高い。

外国人観光客が日本に訪れた際にレトロゲームを見て歓喜する場面も多いようだ。
アクションやシューティングの名作は、言葉が分からなくても楽しめるため外国人ウケも良い。

とはいえ、あまりにも高いレアソフトは中々売れないようだ。熱心なファンがレトロゲームを購入すること自体は良いのだが、問題は仕入れのことだ。

海外への流出

レトロゲームは問屋や卸業者からは仕入れられない。
となると、買取やオークションで落札して仕入れるしかなく、結果的にレトロゲームを取り扱う店舗同士で取り合いになる。

レトロゲームはこうした手段でしか流通しないため、レアソフトの価格は上がる一方だ。

そして、凄まじいスピードで売れていくため、仕入れをする必要があるのに、肝心の国内ではレトロゲームの絶対数が減ってきているので仕入れもままならない状況になっている。

なぜ、絶対数が減っているのかというと、外国向けにネット販売を行っている外国人バイヤーの存在が大きい。

彼らバイヤーは、定期的に現れては大量にレトロゲームを購入して、それを販売している。

来日できないユーザーにとってはありがたいであろうネット販売での海外流出により、日本で出回るレトロゲームはその数を減らしているようだ。

一度、海外へ流出したレトロゲームが日本の中古市場に戻ってくることはほぼ無いだろう。

レトロゲームを購入した外国人コレクターは大切に保存しているので、雑に扱われないだけマシなのかも知れない。

まとめ

海外流出の他にハード・ソフトの物理的な寿命もある。修理をするという手もあるが直せる人は多くない。

それ故に、任天堂のバーチャルコンール、Playstation Networkのゲームアーカイブス、Xbox Liveアーケードとったレトロゲーム配信サービスが海外で人気なのも頷ける話だ。

海外への流出を止める術もないため、レトロゲームの価格は上がり、ドリームキャスト以前の世代のレトロゲームをもう一度遊ぶといった機会は配信されない限り減りそうだ。