概要

いよいよ、9月4日に日本マイクロソフトが国内発売する新世代ゲーム機”Xbox One”。

既に購入を決めているユーザーもいるだろうが、その多機能さ故に、どのような機能があるのか、どんな新ハードなのか把握しきれていないユーザーも多いだろう。

海外では2013年11月22日に一部の国で既に発売されており、熱心なゲームユーザーは海外から取り寄せてまで購入している新世代ゲーム機だ。

数々の賞に輝く Xbox One 専用タイトルをはじめ、国内外のメジャー タイトルが続々とラインナップされている。
今回はその”Xbox One”の魅力について書いていこう。

ハイパワーマシン

“Xbox One”は、マシンパワーとパフォーマンスの完璧なバランスを備えている。

新世代ゲームの高度なグラフィックスと膨大なデータ量を処理するためには、何よりもマシンパワーが重要だ。

そのため、Xbox Oneには最先端のテクノロジーが投入され、最高のパフォーマンスを実現するべくマイクロソフトの技術が詰め込まれたゲーム機、それがXbox Oneだ。

AMDのAPUを搭載し、映像出力は最大2160p（4K UHD 3840×2160）の解像度、7.1chサラウンドに対応している。

3つのOSとクラウド

“Xbox One”にはゲーム用OS・システム用OS・アプリ用OSの3つのOSが搭載されており、各OSが別々に動いているため、コンテンツの瞬時切り替えを可能にしている。

そして、”Xbox 360″約8台分のパワーを持つXbox Oneは、ネットワークに繋ぎ、クラウドを活用する事で更に処理能力の向上をしている。

8コアのx86プロセッサを採用し、3つのOSにより2つのコンテンツを同時に楽しんだり、瞬時に切り替えられるシームレスな動作を実現した。。

これにより「ゲーム録画」機能を瞬時に起動してゲームプレイを止めることなく録画できる。

他にもInterner Explorerを使えば、テレビの大画面でインターネットが楽しみながらスナップしてゲーム画面の横に表示することもできる。

ゲームのプレイ中に攻略サイトを表示したり、テレビを見ながら同じ画面でインターネットで情報をチェックすることが可能だ。

クラウドのパワーにより、Xboxプラットフォーム独自のサービス”Xbox Live”の更なる向上が図られている。

最先端のアルゴリズムによって最適なプレイヤー同士がマッチングされるようになり、他のゲームやテレビ鑑賞、インターネットを楽しんでマッチングが完了するまでの間の時間を無駄にしないということが可能になってる。

また、ゲームソフトを本体にインストール開始してから1分以内にプレイを始めることが可能だ。

“Xbox Live”に接続していれば、購入したゲームのアップデートやシステムアップデートがバックグラウンドでシームレスに実行される。

ゲームのプレイや映画鑑賞の時間を邪魔されることが無くなったのだ。

クラウドをゲームにも活用することにより、従来はゲーム機側で行っていたゲームAIやグラフィックスの処理をクラウド側で実行させることにより、これまでゲーム機だけでは難しかった極めて高度なゲームAIなどが実現できる。

これにより、高度なグラフィックを維持しつつも滑らかな動きで大迫力なゲームプレイを体験できるようになった。

もはやクラウドは、単なる外部記録装置としての役割だけではなくなったのだ。

新型Kinect(キネクト)

“Kinect”は環境音の中から会話音声をフィルタリングする騒音分離機能付き指向性マイクアレイと1080pのHDカラーカメラを搭載している。

これにより、音声や動作だけでXbox One起動と終了、アプリの起動・切り替えが可能な訳だ。

また、物体や人に反射した光子の反射時間を計測する ”Time-of-Flight” テクノロジーにより、対象物の認識精度が飛躍的に向上した。

これらの機能を活用することいより、小さな手首のひねり、体の位置、そして服の皴といった微細な動作や対象物の詳細まで認識することが可能になった。

この卓越した認識精度は人間の表情を読み取ったり、血流によって微妙に変化する肌色から心拍を推計するなどといったことも可能だ。

Kinectは指先を含め25箇所もの人間の関節をトラッキングし、対象となる人物が座っていても、手を握るといった些細な動作ですら正確にトラッキングする骨格追跡技術を搭載している。

このトラッキング機能の向上により、”Xbox 360のKinect”では難しかった手のひらを握ったり開いたりして岩をつかむようなロッククライミングや、手首をひねってアクセルを開けるバイクの操作なども、ゲームで楽しめるようになった。

そして、”Xbox 360のKinect”では厳しかった視野角も改善され、広い視野角で正確に対象物をトラッキングすることが可能になった。

「聴覚」「視覚」「色覚」に続く4番目の感知機能となる”アクティブ IR”の導入により、天気や照明にあまり影響されることなく、顔の認識や手の位置をセンシングする事ができる。

“Xbox 360のKinect”とは、ほとんど別ものと言ってもいいだろう。

まとめ

・全体的にバランスよくまとめられたハイパワーマシン。
・3つのOSとクラウドのパワーでゲームやアプリがサクサク動く。
・新型Kinectによりまったく新しい体験が可能。

ゲームの他に映画・TVやSkypeなどノンゲームアプリも充実しているXbox One。リビングや部屋に1台あるだけで様々なコンテンツが楽しめるのも魅力だ。

Xbox Oneは9月4日についに日本に上陸する。

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