SPIRAL NEWSPAPERでも特集しているGTA5。
実は、私はPS2のサンアンドレアス以来のプレイになります。

その理由は洋ゲーは親切ではない、という事。
こと、グランド・セフト・オートのようなアクションゲーム（厳密に言えばアクションゲームではないが）においては、説明や操作が親切でないと、長時間没頭する事が出来ません。

しかし、今作においては悪い意味での洋ゲーらしさがなくなっていました。そう、世界であれだけ売られているゲームですから、「洋ゲー」ではダメなのです。だからと言って、「和ゲー」でもダメです。
世界共通で楽しめるゲームでないとダメなんですね。

こんなところに和ゲーの終わりを見た

これまでのグランド・セフト・オートのイメージについてまとめました。
下記で挙げているものは、今作においてはすべて改善されていると言ってもいいでしょう。

目標がわかりやすくなった

暗殺ミッションや射撃ミッションなどで、目標がわからないケースが多々あります。 ログを遡ってもよくわからない事があります。

「え!?誰を殺せばいいの!?」
という感じ。

今作においては、レスターの暗殺ミッション関連では多少よくわからないものもありました。（ホテルから出てくるターゲットを駐車場から暗殺するミッションなど…。）

しかし、過去作に比べると格段に良くなったと言っても良いでしょう。
これは物語自体が丁寧に紡がれている事も影響しているかもしれませんね。

説明不足が解消された

これも洋ゲーあるある。操作から物語までいちいち説明不足です。
操作については、和ゲーであれ洋ゲーであれ序盤でチュートリアルを設けるのがほぼデフォルトにはなっていますが、そのチュートリアルがわかんない！なんて事がありました。

失敗してもミッションを受け直さなくてもいい

私はこれまでのグランドセフトで一番煩わしさを感じているのはここでした。GTAの世界は広大なのが特徴ですが、移動が面倒臭く感じる事があります。
移動さえも楽しいと思えるうちが良いのですが、ミッションをこなしている時は、余裕がありません。

ミッションの依頼者がいて、受託をしてミッションを行うのですが、これまでのGTAではミッションに失敗すると、最初からやり直しでした。
それはミッションが始まったところからやり直しではなく、依頼者から依頼を受けるところから始めなければいけなかったのです。

仮にミッションに失敗したとしましょう。
死亡した場合は病院から、普通に失敗した場合はその場からのリスタートになります。またそこから依頼者のところまで行かなければいけません。
もちろん、簡単なミッションならば良いですが、中にも難しい操作が要求されるミッションもあります。
そこだけ何回も繰り返し出来たらいいのになー、と思っていました。

今作ではミッションが始まれば、そこからリスタート出来るようになりました。神ゲーですね。

ミッションがパート毎に分かれている

リスタートできるだけでは終わりません。
特に中盤以降ですが、これまでのグラセフと同様に、1つのミッションが長くなっていきます。車を盗んで、強盗に入って、人を殺して、逃走する…。といった具合に1つの目的を達成するためには様々な問題をクリアしなければならないのです。

今回は、ミッションをリスタート出来るどころか、ミッションがパート管理されています。例えば、Aパートをクリアして、Bパートで失敗してしまった場合、Bパートからリスタートする事が出来るのです。

う～ん、これも親切だ！

3回失敗したらスキップできる

パート管理だけで終わらないのがGTA5。（ちょっとネタっぽくなってきましたね…ｗ）
同じパートで3回失敗すると、そのパートをスキップする事が出来るのです！
ヌルゲーと言うなかれ。

ゲームの本質を考えれば、難しいパートというのは問題ではありません。面白ければ。 一番問題になるのは難しくて面白くないミッションです。
これは人を飽きさせる原因です。投げ出したくなります。

3回失敗したらスキップ出来る。いいじゃないですか。
私はこれでいくつかのパートをスキップしました。笑

マップが見やすくなった

洋ゲー…というかGTAシリーズはマップが見づらかったです。それは広い世界故に抱えている問題だったのかもしれません。
GTA5ではマップ細かくわかりやすくなりました。

細部の作りが丁寧になった

世界は広かったのですが、その反面細部の作り込みが雑なのが目立っていました。
どこまでも広がってどこに行けたとしても、行った場所が雑だったら意味がないですよね。

風景が風景で終わらないという点も挙げられます。
山の作りもすごいです。遠目で見てもすごいのに、行ったら更に感動する、という感じですね。

モーションが不自然

モーションはだいぶ柔らかくなったと思います。
洋ゲーのスポーツゲームに特に見られますが、シュートモーションがおかしかったり、ダンクした時のリングがおかしかったり、間接がグニャってなってたり…。
このあたりは和ゲーの方が上を行っていたと思いますが、GTA5はモーションが自然に近づきました。

まとめ

いかがだったでしょうか。
GTAシリーズをプレイした事があるけれど、途中で挫折しまった人、今のGTAはこんなに親切になっています。

システム的にはシビアな面は減りましたが、そこを雰囲気が補ってくれます。

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