スマホアプリ「Deemo」が5周年を迎えたので魅力を語る
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概要
音ゲー(リズムゲーム)は今やアーケードや家庭用ゲーム機だけでなくスマホアプリとしても一ジャンルを築いている。2018年8月にコナミが保有する「音楽演出ゲーム機、音楽演出ゲーム用の演出操作指示システムおよびゲーム用のプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体」の特許出願(1998年7月31日)が20年経過したことで失効したのも話題になった。
これにより、音ゲーにおいて似たシステムが中々出せなかった状況が無くなったのだ。
それまで音ゲーはノーツ(ノーム)の出し方に独自の方法を編み出す必要があったのだが、コナミの保有する特許のお蔭とも言うべきか個性的な音ゲーが数多く出てきた。
2018年11月に5周年を迎えた音ゲー「Deemo」もそのひとつだ。
Deemoは台湾のゲーム会社Rayarkが開発・販売しているタイトルのひとつで、スマホアプリとしてリリースされた。
その後、PlayStation VitaとNintendo Switchに移植されている。
今回はそんなDeemoの魅力について。
Deemoの魅力とは
ストーリーのある音ゲー
Deemoを語る上で外せないのが音ゲーしては珍しくストーリーが存在する。
「Deemo」という黒づくめの男と不思議な空間に迷い込んだ少女が出会い、ピアノを演奏するたびに成長する木を使って少女の帰るべき”場所”を目指すというストーリー。
Deemoは言葉を話さないが、落ち込む少女を慰めたりするなど少女を気にかける場面がある。
このストーリーはノベルとしても発売されている。
もう一人の登場人物である「仮面の少女」も登場するが、少女に対して当たりが強く、木を成長させることをよく思っていない。
この少女についての言及はPS Vita版にて追加されたアフターストーリーにて公開された。
Deemoと少女の切ない関係が音ゲーでありながら涙腺を刺激してくる。
ピアノを中心とした楽曲
Deemoはピアノを中心とした楽曲が多い。ゲーム画面もピアノを演奏しているかのようなものになっている。
ジャンルは豊富で、喫茶店で流れるような癒し系から和風など様々だ。
ゲームをプレイしていくと木が成長する「光の玉」が出現し、それをタップすると木が成長し、その成長具合によって様々な楽曲が解禁されていく。
楽曲の追加パックも豊富だ。
台湾の参加アーティストが中心に楽曲を提供しているが、「ファイナルファンタジーシリーズ」のBGMで有名な植松伸夫氏が率いるバンド「EARTHBOUND PAPAS」や、アーティスト集団のMili(ミリー)、メタルバンド「地獄カルテット」のギタリスト・小林信一氏が参加するなど日本のアーティストも参加している。
歌詞が日本語の楽曲もあるので、きっとお気に入りの楽曲が見つかるだろう。
サウンドトラックも発売されているのが嬉しいところだ。
遊びやすいゲームシステム
音ゲーにおいて多くの場合はプレイヤーのHPのようなゲージなどが存在しており、ミスを重ねると強制終了というシステムが多い。
しかし、本作ではそういったシステムは存在せず、楽曲終了後のスコアでクリアの成否がされる。
つまり、どんなにミスを重ねても最初から最後まで楽曲を聴くことができるので、普通に遊ぶだけでもリズムやノーツの来る順番をなんとなくでも覚える練習にも繋がるのだ。
画面もシンプルでノーツが来る速度なども変更でき、音ゲーに必要なオプションも各種揃っている。
そのため、初心者から上級者まで遊びやすいシステムになっている。
楽曲クリア時のスコアをTwitterやFacebookにシェアすることもできる。
スコアが投稿されるだけでなく、曲ごとに少女のコメントも投稿され、時には本作の設定に深く関係していそうな一文もある。
低価格なのにボリューム満点
Androidは体験版的なモードがあり、240円で本体を購入できる。iOSは最初から240円で購入する必要がある。
しかし、収録楽曲は60曲以上もあり、追加パックは480円するものの試聴したうえで購入ができる。
本編ストーリークリア後にプレイできるDLC「忘れられた砂時計」は1200円と少々高いが、追加楽曲はもちろんストーリーが2周目に突入し、周回することで難易度の高い楽曲が増えていく。
缶ジュース2本程度の価格なので試しに購入してみて欲しい。
ちなみに、auスマートパスに加入しているとauのAndroid端末だけは追加楽曲含め全て無料でプレイできる。
auスマートパス自体は月額が掛かるので、auスマートパスに入らずDeemo本体を購入するのも良いだろう。
拡張されていくDeemo
DeemoはスマホアプリだけでなくニンテンドーSwitchでもリリースされているが、「ピアノToy-Con」を使用して一部の楽曲をプレイすることもできる。エグゼクティブ・プロデューサーのMing Yangは「人はピアノを弾きたいという潜在的な衝動を持っている」という考えからこの作品の開発に至った。
ピアノToy-Conの登場により、本当の意味でこの作品は完成したのかもしれない。
2018年9月にはレーベル「UNTIES(アンティーズ)」からPlayStation 4向けに「DEEMO -Reborn-」を2019年春に発売すると発表された。
価格は未定。
Rebornでは3Dで世界が表現され、VRにも対応予定とのこと。
また、音楽グループEGOIST(エゴイスト)による楽曲提供も決まっている。
まとめ
リリースから5周年を迎え、まだまだ進化していくDeemo。音ゲー経験者はもちろん、音ゲーで遊んだことがない、癒し系の曲を聴きたいといった人にも本作はオススメだ。
本体や追加パックはたまにセールをしている場合もあるので、公式Twitter DeemoRayark@DeemoRayarkをフォローしておこう。
体験版がAndroidだけなのが残念だが、やはり実際に触ってもらうのが一番だろう。
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