「ラブプラス」シリーズの名物プロデューサー退職

ゲーム

2015/03/24

記事の詳細

このページの目次

1 概要
2 ファンの反応とシリーズの継続発表
3 ラブプラスとは
4 まとめ

概要

KONAMI（コナミ）の「ラブプラス」シリーズで知られる内Pこと内田明理氏が2015年3月15日にTwitterにて同社を退職したことを発表した。

また、「ラブプラス」シリーズのキャラクターデザインを担当していたミノ☆タロー氏も2月15日に退職していたことを2015年3月16日に、同じくTwitterにて発表した。

「ミノ☆タロー」のペンネームがコナミの著作物となるため、今後は「箕星太朗（みのぼしたろう）」という新しいペンネームでフリーで活動していくとのことだ。

内田明理氏は「悩んだ末に最善の決断をしたつもりです。」と語っており、今後の予定についてははっきりしていないようだ。

ファンの反応とシリーズの継続発表

内田明理氏というと「ラブプラス」で知られているが、女性向け恋愛シミュレーションゲーム「ときめきメモリアル Girl’s Side」シリーズも担当しており、退職を残念に思っているのは男性ファンばかりではない。

ファンの多くが今後コナミがどうシリーズを展開していくのか？ということで不安になっており、最悪の場合シリーズ終了ということもあるだろう。

キャラクターが入力した名前をコンピュータで作成した合成音声で呼びかけてくれるシステム『EVS2（エモーショナルボイスシステム）』の権利は、現在コナミが所有している。

そのため、名前を呼んでくれるゲームはコナミ以外では非常に作り難くなっている。

以前からコナミではこうしたことがあり、版権を押さえたままシリーズを終了した作品が少なくない。いつでも再開できるようにということなのだろう。

こうした中、コナミは2015年3月18日に『ラブプラス』・『ときめきメモリアル』シリーズを、今後も継続して今後も制作・提供を続けていくとの発表をした。

『ラブプラス』・『ときめきメモリアル』シリーズに関するお知らせ

ラブプラスとは

「ラブプラス」シリーズ第1作目となる「ラブプラス」はニンテンドーDS向けに発売され、ヒロインがプレイヤーの「彼女（恋人）」になってからがゲームの本番である。

3人のヒロインのセリフ量も非常に多く、終わりの無い恋愛シミュレーションを楽しめる本作は、口コミやSNSなどでその人気は広がっていった。

DS本体の内蔵時計と連動した「リアルタイムクロック（RTC）」により、リアルの時間や季節に合わせた恋愛生活を楽しむことができる。

他にもタッチパネルやマイクを活用したスキンシップやコミュニケーション機能も人気だった。

口コミで広がったラブプラスは、旅行イベントなども企画され、全国の”彼氏”が熱海に集まることもあった。

その後はアーケードゲームやソーシャルゲームとしても登場した。

まとめ

KONAMIが版権を押さえるのは当然の権利だが、プロデューサーや社員が会社を辞めなければ動けない状況にまでなっているというのは非常に残念なことだ。

グラディウスやゴエモン、武装神姫などは、その後何も続報がないまま今に至る。ファンとしては有名プロデューサーやスタッフの退職がどうシリーズに響くのか非常に不安なことだろう。

筆者は「ラブプラス」シリーズをプレイしていないが、武装神姫も今回の件と同じようなことがあったので、人事とは思えない。

ファンが納得する形でシリーズが今後続けば良いのだが…。