概要

ここ数年、ミリタリーブームにより模型業界はその活気を一気に取り戻し、息を吹き返すまでになった。

プラモデルといえばモデラーなら戦闘機・艦船・戦車あたりだが、大抵の人はバンダイの「ガンプラ」を連想するだろう。

アニメや漫画のロボットも勿論プラモデルの定番アイテムのひとつだ。

最近では、キャラクタープラモデルも増え続け、今ではポケモンやゲームキャラクター、スター・ウォーズなどもプラモデルとして登場している。

そんな中、フィギュア・プラモデルメーカー「コトブキヤ（壽屋）」が新たに企画したオリジナルロボットコンテンツ「フレームアームズ」のスピンアウトシリーズ「フレームアームズ・ガール」が始動。

その第一弾「フレームアームズ・ガール 轟雷」が2015年5月に発売された。

発表段階から注目を浴びていたこのプラモデルは通常の新製品出す時の5倍生産したらしいのだが、発売から数日でどこも売り切れという状態になっている。新作とはいえ、プラモデルがここまで売り切れるというのも珍しい。

今回は、この「フレームアームズ・ガール」についての紹介をする。

フレームアームズ・ガールとは

先に述べたように「フレームアームズ・ガール」は、コトブキヤのオリジナルロボットコンテンツ「フレームアームズ」のスピンアウトシリーズだ。

フレームアームズは共通素体となる「フレーム」に外装となる「アーマー」を装着することで様々なデザインのロボットを簡単に組み上げることができるプラモデルだ。

デザインも様々で、ミリタリー色の強いデザインや侍・騎士といったものまである。これらを集めて、自分好みのロボットにカスタマイズできるのが魅力だ。

そして、「フレームアームズ・ガール」はこれを美少女化したものになる。

第一弾の「フレームアームズ・ガール 轟雷」は、柳瀬敬之氏デザインによるフレームアームズ轟雷を、島田フミカネ氏が美少女化したイラストをもとに立体化したプラモデルだ。

成型色は色分けがされているので、素組み（手を加えずキットまま組み上げること）状態でも見栄えが良い。

そして、顔の瞳はタンポ印刷で印刷済みとなっているのでデカール貼りや塗装が苦手な人でも十分可愛く組める。

既に発売済みのM.S.Gウェポン、へヴィウェポン、フレームアームズと組み合わせることも出来る。

2015年9月には第二弾となる「フレームアームズ・ガール スティレット」が発売予定。既に発売済みの轟雷を含め、今後発売予定の同シリーズとは頭部、腕部、脚部等の互換性を確保しているので拡張性は十分と言えるだろう。

なお、スティレットはコトブキヤオンラインショップかコトブキヤ直営各店で『特製デカール＆特別カラーの髪の毛パーツ』がプレゼントされる。

轟雷のように売り切れる可能性も十分あるので、スティレットの予約も早めにしておくことをオススメする。

コトブキヤ公式サイト

コトブキヤ「フレームアームズ・ガール」キャンペーン

まとめ

キャラクタープラモデルは増え続け、フィギュア・プラモデルメーカー「コトブキヤ（壽屋）」が2009年9月に発売した『一撃殺虫!! ホイホイさん LEGACY』の「ホイホイさん」の登場は模型業界に衝撃を与えた。

1/1サイズのプラモデルでPVC素材を使用しておらず、そのまま組み上げただけでも十分に可愛い女の子のプラモデルだったからだ。

いわゆる”萌え系”のキャラクターはフィギュアが主流で、筆者の知る限りプラモデルではあまり出回っていなかった。

覚えている限りの古いところでは、プラモデルメーカー「ハセガワ」から2006年11月に発売された『電脳戦機バーチャロン マーズ』の女性型のロボットとなる「TF-14A フェイ・イェン w/ビビッドハート」だったと思う。

ハセガワのバーチャロンシリーズのプラモデルはそのまま組み上げただけでは色が足りず、塗装・デカール貼りが必須のキットとなっている。

しかも、そのデカールの数が多いために中々にハードルの高いキットとなっている。

そこにコトブキヤから組み上げただけでほぼ完璧な色分けがされた「ホイホイさん」が登場したのだから当時は驚いたものだ。

コトブキヤのキャラクタープラモデルはデキが良く、組み立て易いのでプラモデルの組み立てに慣れた人なら余裕だろう。

逆に、ガンプラに慣れてもう少し難しいキットが組みたいという人は程よい難易度の「アーマード・コア」や「ゾイド」が良いだろう。

プラモデルは手間と時間が掛かるが、完成した時の達成感と満足感はクセになる。普段プラモデルを組まない人はぜひ挑戦してみてほしい。

余談だが、フレームアームズ・ガールは3mm径のハードポイントにより「武装神姫」との親和性も良い。

これは偶然なのだろうか？

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