スマホで録音!ミュージシャンに人気のMTRアプリ(iPhone/iPad/Android)
記事の詳細
このページの目次
概要
趣味などでバンドや音楽製作をする場合、音楽編集ソフトが欲しくなるものだ。特に、MTRやDTMといったものは自宅録音や音楽製作では必要なものである。古いMTRになるとアナログテープレコーダーを使用して音楽を録音・編集しており、後にはオーディオカセットテープが使用できるようになった。
1980年頃からは“デジタルMTR”に切り替わっていった。今回はスマホアプリで使用できるデジタルMTRを紹介する。
※価格はどれも2014年11月時点のものとなっている。
MTR(Multi Track Recorder)とは
そもそもMTRとはなんなのか?分からない方に解説をすると、多重録音するための機械だ。例えば1トラック目にドラム、2トラック目にギター、3トラック目にベース、4トラック目にボーカルを入れて、全てのトラックを同時に再生すると1つの楽曲として完成する。
このように別々の音源を1つにまとめることで音楽を製作できる。複数のパートが別のトラックとして独立しているので、編集も楽になる。
例えば誰かのパートだけ間違いがあった場合、全員で最初から録り直す必要が出てくるが、MTRで別々に収録した音源なら間違えた部分だけ編集することができる。
テープ式のMTRだと、何度も録り直すと音が劣化していたが、現在では、デジタル録音ができるソフトが殆どなので音が劣化する問題は解消されている。
もちろん、エフェクト調整も可能だ。
DTM(Desktop Music)との違い
MTRとDTM、どちらも同じ録音機だがそれぞれに違いがある。まず、価格はMTRの方が安く、DTMの方が高くつく。
DTMはPCにインストールをして使用するため、録音機材一式を揃えるだけでも5万円以上の予算が必要になる。
PCのマイク端子から直接録音すると音の劣化が激しく、間にオーディオインターフェースを繋ぐ必要がある。
対して、MTRはギターやマイクからの音を直接ケーブルで繋げばすぐに録音が可能だ。
そもそもの違いとして、MTRは本体そのものが一つの録音機器になっており、編集するには辛いところがある。
DTMなら編集もPCで行うので、機能に制限も少なく自分の思う様に編集が可能だ。youtubeやニコニコで弾いてみた・歌ってみたなど、自宅で一人で演奏・録音するならMTR。
バンドや奏者・録音者・編曲者など多人数が関わる場合は、機能が充実したものが必ず必要になるためDTMを購入することになる。
要するに、ぼっち用か、多人数用で考えると良いだろう。(暴論)
DTMには他にもメリットがある。
それは、楽器が弾けなくてもPCの画面上の譜面に音符や休符を置いていけば、演奏可能というものだ。
初音ミクや巡音ルカといったボーカロイドシリーズなどでオリジナル楽曲を製作する人の多くは、DTMなど音楽製作ソフトを使用している。
スマホ・タブレットで使えるMTRアプリ
GigBaby!
iPhone、iPad、ipod touch向けのアプリで、対応言語は英語のみとなっている。iPhoneマイクを使って、4種類のトラックの録音&再生が可能だ。mp3で保存して、Wi-fiでファイルをPCに転送できる。
オーディオトラック、自動レイテンシ調節、リズムパターン、メトロノーム機能を搭載している。
価格は100円。
FourTracks Lite
Android対応アプリ。対応言語は英語。
4つの音源から曲をレコーディング可能。
使いやすいインターフェイスで曲の録音・編集・出力が行えるのが特徴だ。
音源毎にミュート、音量調節の設定が可能で、wav、ogg形式で曲の出力が可能となっている。
価格は無料。
FourTracks Lite
J4T Multitrack Recorder
Android対応アプリ。対応言語は英語。
トラックごとにインポートエクスポート機能を搭載。(MP3形式・WAVE形式に対応)
※インポートという作業をする際には、スマホのJ4Tのフォルダ内にある、exportフォルダに入れなければ認識しないようだ。
トラックごとのミュート、ネーム付け、コピーに対応。再生中の音を拾うことがあるのでマイク、イヤホンは用意しておこう。
価格は399円。
J4T Multitrack Recorder
Rectools08pro Multi Track Recorder
iOS向けアプリ。ステレオで圧縮無しの高音質MTR録音・編集(最大8ch)が可能。
サウンドエンジン改良により、1つプロジェクトに対する録音時間を15分から最大74分へ拡大。
iPhone内蔵マイクや、iPhoneに対応する各社iPhone/iPod向け外部マイクに対応し、44.1KHz/16bitの高音質での録音が可能。
ステレオで圧縮無しの高音質MTR録音・編集が可能となっている。wi-fiネットワークを使うとPCにデータを送ることができるようだ。
価格は2,000円。
無制限トラック(3GSで100ch以上)、最長3時間録音、iTunesのインポート機能を拡充した「Rectools Unlimited」(5,000円)もリリースされている。
しかし、どちらも評判はよろしくないようなので、ある程度の覚悟が必要だ。
Rectools08pro Multi Track Recorder
Meteor Multitrack Recorder
iOS 7.0 以降のiPad専用に設計されたデジタル式MTRアプリ。CDクオリティ16トラックの録音が可能で、最大で32までアップグレード可能となっている。
ミキサー、エフェクト、EQなど、一部アドオンを追加することで搭載できる。コピペやエクスポート、MIDIエディタ、Dropboxにも対応している。
価格は2,000円。
Meteor Multitrack Recorder
Auria
iOS 6.0 以降のiPad 対応アプリ。最大48トラックのレコーディングに対応。
AAFファイルのインポート/エクスポートに対応している。
オプションでPSPaudioware、Overloud、FabFilterといったサード・パーティー製のプラグインやDrumagogをアプリ内課金にて購入することが可能。
音の録音、編集、ミックスに特化したアプリとなっている。
複数の音楽アプリを同時に動作させることが可能になるアプリ「Audiobus」に対応したので、シンセアプリで製作した楽曲をAuriaでレコーディングすることも可能になった。
PC版も出ており、こちらはソフトシンセとして楽曲製作が可能だ。
価格は5,000円。
Auria
PORTASTUDIO
iPad用アプリで、1984年に発売された「PORTA ONE」というMTRを再現したものになる。あえて当時の4トラックのMTRを再現したもので、実際操作もPORTA ONEの実機とそっくりそのままだ。
録音すると、テープが回り、巻き戻すとキュルキュルと独特の音がする。再現したものというだけあって、イラッとすることもあるようだ。
残念ながら現在は販売を終了している。
まとめ
Android対応のMTRアプリはあるにはあるのだが、対応言語が英語だけのものが多く、色々と扱いづらい。使い勝手の良いMTRアプリを求めると自然とiPad用のアプリになるようだ。価格は高めだが、MTRそのものを購入するよりは安く済むかもしれない。
ただ、人によってはMTR本体と比べるとアプリの方は劣ると感じることもあるので、よく考えてから購入しよう。
関連記事
-
スマホアプリ「Deemo」が5周年を迎えたので魅力を語る
-
LaunchpadアプリでDJ気分?
-
スマホで使用できるゲームグッズ・アクセサリー
-
音ゲー・リズムゲームを好きになる理由
-
iPhone Xとゲームアプリ
-
Warning: Use of undefined constant ・・・ - assumed '・・・' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/spiral-newspaper/www/public_html/wp/wp-content/themes/Spiral Newspaper/single.php on line 119
「Snapdragon 835(MSM8998)」とスマホゲ・・・ -
AR(拡張現実)アプリの紹介
-
Warning: Use of undefined constant ・・・ - assumed '・・・' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/spiral-newspaper/www/public_html/wp/wp-content/themes/Spiral Newspaper/single.php on line 119
格安でスマートフォンが使える!?「SIMカード」「格安SIM・・・ -
エロビデオ通話アプリ【Eazy】紹介レビュー
-
Warning: Use of undefined constant ・・・ - assumed '・・・' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/spiral-newspaper/www/public_html/wp/wp-content/themes/Spiral Newspaper/single.php on line 119
【DQMSL】Sランク「ソードフライヤー」ステータス評価と使・・・ -
Warning: Use of undefined constant ・・・ - assumed '・・・' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/spiral-newspaper/www/public_html/wp/wp-content/themes/Spiral Newspaper/single.php on line 119
【DQMSL】Sランク「ファンキードラゴ」ステータス評価と使・・・ -
【DQMSL】Sランク「ドラゴメタル」ステータス評価と使い道