艦これ詳細

艦隊これくしょん、通称「艦これ」はDMMと角川ゲームズが提携して配信しているオンラインブラウザゲームです。

このゲームは日本の軍艦を擬人化した「艦娘(かんむす)」を指揮して、海域を攻略する艦隊育成シミュレーションゲームになります。

ちなみに「艦これ」に出てくる艦娘や装備の元ネタは実際にあった軍艦や装備が元になっています。

単純に兵器を「擬人化」したものなら今まで散々出ていたではないか？なぜ巷で「艦これ」が流行っているのか分からない。

興味はあるけどよく知らない、そういう人のために解説です。

まず、プレイヤーは最初に5人の内1人の艦娘を「秘書艦」として選びます。
どの艦娘を選んでも性能は誤差の範囲なので好みで選びましょう。

選ばなかった艦娘はゲームをプレイしていれば早い段階で手に入ります。

提督として鎮守府に着任したプレイヤーはチュートリアルを受けた後、各海域を攻略していくのです。

メインメニュー画面では艦娘をクリックすると台詞を喋ってくれます。
ゲームには影響しないところでは背景の家具も変更することができます。

戦闘

戦闘はオートで進みます。
最初の内は敵も弱いので装備は気にしなくて良いでしょう。

艦娘は戦闘で受けたダメージが蓄積されていくと「小破・中破・大破」と被害が大きくなっていきます。

中破以降は艦娘のグラフィックがダメージを受けたものに変わります。

そして、大破という一番被害が酷い状態で進軍すると次の戦闘では高い確率で「轟沈」します。「轟沈」した艦娘はロストし手元には戻りませんし、当然装備していたものもロストします。

艦娘は1度しか手に入らない訳ではないので、再び同じ艦娘を手に入れれば元のメンバーは揃います。

が、同じ艦娘を手に入れても育て直す必要がありますし、レアな艦娘だと再び手に入れるのは中々に骨が折れます。

なにより、高難易度の海域を攻略したりした短くはない付き合いの艦娘を轟沈させた際のショックはとても大きいです。

こういったシステムはファイアーエムブレム等他のゲームにもありますね。
こういったシビアなところがウケた要因の一つかも知れません。

最近はアップデートによって装備も多種多様になってきました。
装備は組み合わせ次第で大きく戦闘を有利にします。

ただ、戦闘自体はオートで進むので運の要素が大きく絡むので過信はできません。

資材

次にこのゲームでは1番大事なものと言っても過言ではない「資材」です。

このゲームの艦娘は「深海棲艦」という謎の存在と戦争をしています。
戦争をするには兵站(へいたん)、つまりは物資が最重要です。

この辺はシミュレーションらしいところですね。

基本的に資材を消費して「艦娘の建造」「装備の開発」「艦娘の燃料・弾薬等の補給」「艦娘の修理」と多岐に渡って使用します。

この資材は自然と回復していきますが、戦闘に出す艦娘の性能が上がれば上がるほど消費資材が増えていきます。

この場合、自然回復では賄えない勢いで資材が減るので「遠征」を出します。

「遠征」に出した艦娘は一定時間の経過で資材を持って戻ってきます。
この遠征を使って溜め込んだ資材を遠慮なく使ってイベントを攻略するのが一般的です。

遠征任務は数多くありますが、自分にとって必要な資材に応じて遠征に出すと良いでしょう。

総評

以上のように簡単に説明をしましたが、これじゃなぜウケたのか分かりませんよね？

以前のブラウザゲームは「課金」が当たり前になっており、基本無料を語っておきながら「課金」をしないとまともに遊べないゲームが多くありました。(あちらも商売なので課金要素は無くせとは言いません)

最近はそんなゲームは珍しい位ですが、どこも課金課金と辟易していたそんな時期に「艦これ」が登場しました。

もちろん「艦これ」にも課金要素はありますが、課金をしなくても十分に遊べてなにより高額な「ガチャ」を回す必要が無く、全ての艦娘にはボイス付き等、これだけでも魅力的に見えました。

ステージも進めて行くと艦隊編成や装備を変える必要があり、自分なりの攻略ができて、運の要素が絡みつつもただ画面を押すだけに終わらないところも魅力的です。

角川系列が関わっているので、コンテンツもどんどん広がって行きゲーム以外のところでも楽しめる作品になっています。

元々ミリタリー系の趣味は古くから根付いており、それがアニメ「ストライクウィッチーズ」「ガールズ＆パンツァー」「蒼き鋼のアルペジオ」等でミリタリー系に興味を持った人達が「艦これ」にも興味を持ったのではないか？と考えます。

最近では「永遠の0」やスタジオジブリの「風立ちぬ」もミリタリー系になりますね。

艦これに興味を持って、遊びたいと思った方はTwitterの 「艦これ」開発/運営@KanColle_STAFFを見て下さい。次回の新規着任サーバ開放情報が掲載されています。

今や一大人気コンテンツとなった艦これ、これから遊びたいという人には中々厳しい状態になっています。

「艦これ」で軍艦や日本の戦争史に興味を持った人も多くいます。

私自身は「ガールズ＆パンツァー」で戦争映画やミリタリーに興味を持ちましたが学校の歴史の授業では「日本は戦争をした」と習うだけで、どのような軍人が居たか・あの時の軍艦はどのような最後を迎えたか等を習うことはありませんでした。

私は「日本」の歴史を見直す良い切っ掛けになったと思います。

もしこの記事を読んで、ミリタリーに興味を持てなくても身近に戦争を経験した方が居たら話を聞いてみて下さい。

今の日本では考えられないような貴重な話が聞けると思います。
それは、あなたの心にほんの少しだけ変化をもたらすかも知れません。

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