最近宇野常寛さんにハマっています。最初に宇野さんを知ったのは、NHK番組”ニッポンのジレンマ”でした。
その番組では、他に美冬さんや猪子さんなどの著名人もいて、比較的若い才能が集まって議論を交わす番組でした。

その中での宇野さんは、日本のシステムであるOSをアップデートする必要があると述べていました。しゃべるのが上手い出演者の中でも、宇野さんのトークは視聴者を魅了するものがあります。
早口でまくし立てているだけという見方も中にはあるようですが、頭の中の言葉があれだけスラスラ出てくるのもすごいなぁと感心しています。

本当にこの人は頭が良いなぁ～と尊敬しています。

宇野さんについて

概要

出身が青森で、立命館大学時代は京都在住。現在は東京にお住まいの1978年生まれ。
職業は評論家で批評紙PLANETSの編集長を務めています。

惑星開発委員会は、元々立命館大学在学中に友人らと立ち上げたウェブサイトで、その時のメンバーの事情により一時解散したため”二次”となっている模様。

IT企業や出版関連会社などでのサラリーマン経験もある事から、サラリーマンの視点も持ち合わせています。

主な著書

仮想現実から拡張現実へと時代が流れていってるという考察は、興味深かったです。

宇野さんの魅力

ある回のニッポンのジレンマでは、観覧者による出演者の支持投票があったのですが、宇野さんはダントツの1位でした。
それだけトークには魅力があります。

ただ、NHK観覧者記載のアンケートでは、みんな本音で語ってない気がする、という内容のものがありました。
具体的に交わされた内容についての感想ではなく、単純に好きか嫌いかで判断しているように感じられました。

評論家の良し悪しなど、述べている内容よりも話し方や見た目が好きかどうかで決まるのだと、このアンケート結果が証明しているような気がしています。
宇野さんは、アニメやゲーム、AKBなどの例を挙げて語るので、若者層が多い観覧者や視聴者には受け入れられやすいのだと考えています。

PLANETS

批評紙PLANETSの制作にはかなり力を入れており、色んなメディアで宣伝しています。
私もVol8を購入させていただきましたが、ボリュームもさる事ながら、内容が素晴らしい。夜の世界を生きている、と題してサブカルチャーやポップカルチャーが秘めている可能性を教えてくれます。

また、対談形式の記事が多いですが、出演者も豪華ですので、宇野さんファンではなくても、満足できると思います。

ニコ生PLANETS

ニコニコ生放送では、ニコ生PLANETSという月1のレギュラー番組を持っており、漫画、ゲーム、アニメ、映画、TVドラマ、アイドルなどのサブカルチャーを紹介しています。
HUNTER×HUNTERの回や、まどマギの回などは私も興味深く見ていました。
また、サブカルチャー以外を議題に挙げる事もあり、スカイツリーに起因する東京の都市論の回はとても楽しめました。

ニコ生PLANETSでは主に司会進行を担当しており、その回にふさわしいゲストが毎回3人～4人登場しては議論を交わしています。ニコ生PLANETSでの宇野さんは、ニッポンのジレンマの時とは違って、どちらかと言えば聞き役になっています。

ニコ生PLANETSでは「石岡良治の最強☆自宅警備塾」という人気コーナーがあり、最強の自宅警備員である石岡良治さんが独自の視点で考察を披露します。
石岡さんの考察はとても深くて楽しめるのですが、プレゼン力が乏しいため、最後に宇野さんがまとめる場面もしばしば見られます。
（HUNTER×HUNTERの回の時の石岡さんの考察は素晴らしかったですが、しゃべりだけを聞いていても何を言っているのかよくわからなかったため、勿体なかった。）

三国志が好き

話がそれますが、宇野さんは大学生時代にPS2のゲームソフト、三国志7をひたすらプレイしていたと語っていました。

三国志7は、実は私もシリーズ中最もプレイした作品であり、ここでも好感。

AKBが好き

東浩紀も苦言？呈す程AKBが好き。
横山由依が推しメンらしい。（私は横山由依を知らなかったため、調べました。）

個人的に宇野さんに期待する事

漫画王国鳥取

これは前述した事でもあるのですが、日本が抱える政治問題や年金問題などをサブカルを例に出しつつ議論をするのが宇野さんのスタイルです。
確かに、夜の世界で蓄積してきた文化や知識は、昼の世界でも活かす事が出来るのではないかと思います。

私は、鳥取で実施された”漫画王国”について是非宇野さんに語ってほしいと感じています。（興味ないかもしれないけれど。）
漫画王国鳥取は、宇野さんが言っているようなOSをアップデートしているものではないです。OSはそのままで地域振興のために”漫画”というコンテンツを引っ張ったものです。

なので、宇野さん的には興味がなくて眼中にすらないのかもしれませんが、行政がサブカルが取り扱った事例として捉えてもらって語ってほしいと思うのです。

変化の訪れ

宇野さんを批判したりするアンチは、若者が知っている知識を切り口として使って共感を得ているだけ、と言っている人が多いように思います。
本質の部分には言及せずに、マジックワードをあれこれ使って共感を得ているだけ、と。

もちろん、私は宇野さんの事をそうだとは思っていませんが、宇野さんが言っているようにOSのアップデートを行えば本当に変化が訪れるのかどうか、それを期待して待っている若者もいるはずです。

“ニッポンのジレンマ”の課外授業で宇野さんはこうおっしゃっていました。
「もし、共感してくれるなら仲間になって下さい」と。
宇野さんがもっと強力な仲間を得て、世間に変化をもたらす事を待っています。

なんか、すごいファン発言になっちゃいましたが、一応アンチの意見にも最もだと感じる部分もアリ…。

関連リンク

宇野常寛twitter

第二次惑星開発委員会PLANETS

ニコ生PLANETS

シェアはこちらから。

関連記事