「シェンムーIII」早くもクラウドファンディング300万ドル達成！

ゲーム

2015/06/24

記事の詳細

このページの目次

1 概要
2 シェンムーとは
3 まとめ

概要

E3 2015のプレスカンファレンスにて発表され、世界的に話題になった「シェンムーIII」のKickstarterだが目標額の200万ドル（2億5000万円弱）を早くも達成し、この記事を執筆時には既に340万ドルを達成。

その後も合計出資額は伸び続けている。クラウドファンディング発表からわずか1時間42分で100万ドルを達成した。

この短時間での目標額達成は、ギネス記録となった。また、鈴木裕氏とのディナーペア券も早々に埋まったようだ。

鈴木裕氏が手がける伝説のゲーム「シェンムー」シリーズ最新作が14年ぶりに再始動ということもあり、全世界から非常に注目されていることが伺える。

Kickstarterの概要ページでは日本語ページも用意されており、なぜKickstarterで実施するのかをディレクターの鈴木裕氏が自らが語る動画を公開している。

目標金額を達成した本作はPS4とPCでそれぞれ提供される。正確な提供時期は未定だが、今は再始動したことを喜ぼう。

なお、本プロジェクトの実施期間は2015年7月17日までの32日間となっている。

「シェンムーIII」日本語概要ページ

「シェンムーIII」Kickstarterページ

シェンムーとは

「シェンムー」は、セガがドリームキャスト（DC）向けに開発・販売したオープンワールド型アクションRPGだ。

このシェンムーは、今では当たり前になっているオープンワールドの元祖とも言える存在で、膨大な量のオブジェクトに対して何らかのリアクションを取れるという当時としては非常に珍しい作品だった。

モーションキャプチャーによるリアルな演出や脇役にまでボイスやモーションがあるなど、今のゲームでは当たり前のことを1999年にしてやってのけた。

当時は非常に画期的なことで、あの「グランド・セフト・オート（GTA）」にも多大な影響を与えた。

そして、ゲーム内時間で昼夜に変化する機能実装や天候まで導入されているなど、まさに時代を先取りした作品だった。

リアルに再現された80年代の横須賀の街の一角を舞台に、数百人、数千人のNPCから情報を集めてストーリーを進めていくのだが、フラグとなる情報はメモ帳に自動的に書き込まれたり、ヒントとして表示されるのでゲーム本編で詰まらないような仕組みをとっていた。

後に続編となる「シェンムーII」がDCで発売され、アメリカではXboxで発売された。
「シェンムー The Movie」として映画にもなっていたが、シェンムーIIの売上が芳しくなく、この作品は未完となっていた。

その後、14年間未完となっていた作品が復活するとなれば、当時のユーザーが「OH MY GOD」と叫んで狂喜乱舞するのも肯けるだろう。

まとめ

ドリームキャストをプレイしていた世代としては、今回の発表は素直に驚いた。ギネス記録にも残ったこともそうだが、FF7のリメイク作品の発表などE3 2015はゲーム史に残るだろう。

提供時期は未定だが、仮に2年・3年経ったとしてもファンは待つだろう。シェンムーを未プレイの人は、これを機にDCを中古で買ってプレイしてみてはどうだろうか。

DCには他にも名作と言われる作品は数多くあり、筆者のお気に入りである「電脳戦機バーチャロンオラトリオ・タングラム」もある。

まぁ、バーチャロンシリーズやクレイジータクシー、ナイツなどはXbox360でも配信されているのだが…。

DCなら、あの「サクラ大戦」もプレイできるので、ゲーマーなら1台は所持しておくことをオススメする。