概要

近年、環境やリサイクルについて社会的にも関心が高まっています。

そして、不用品を回収してくれる廃棄物回収業者についても関心が高まっています。
廃棄物回収業者の多くが中小企業で、山陰地区のグループ企業「有限会社 大成商事」もその一つです。

環境省では、“無許可”で営業している廃棄物回収業者の利用をしないように注意喚起と取り締まりを行っています。

一般家庭の廃棄物回収には“一般廃棄物処理業許可”が必要で、“産業廃棄物処理業の許可”と“古物商の許可”では取り扱いできません。
大成商事では、この許可を取得して廃棄物回収と適正処理を行っています。

地元企業として感銘を受けましたので、今回は同社の紹介をしたいと思います。

「有限会社 大成商事」タイセイグループ ホームページ

有限会社 大成商事

経営理念

有限会社 大成商事は“循環型社会に貢献すること”をテーマに多方面にわたり企業活動を展開しています。

「人を愛し社会に貢献する」という信念を持ち、資源リサイクルシステムの構築に全力をあげて取り組み、有価廃棄物の完全資源化・リサイクル化を目指しています。

代表取締役は佐田山有史氏です。

佐田山氏は日本最大の企業動画サイト「全国の社長.tv」でも取り上げられています。
社長tv

活動内容

大成商事は米子市と松江市にそれぞれ工場があります。

“大成プレス工業”と“リサイクル事業部”では、鉄類・古紙・コンクリート・無機性汚泥・木材といった廃棄物回収・適正処理を行っています。

“総合解体部”では、建築物の解体業を請け負っています。“障害者支援・雇用”を行っており、地域貢献活動にも積極的に関わっています。

他にも工場見学・社会科見学も随時受付けており、汚泥、自動車、紙、鉄、木がどのような形になって再利用されるのかを知ることができます。

ヘルメットをかぶり、近くで実際に見ることができるので、迫力もあります。

大成プレス工業

大成プレス工業では鉄類・金属、紙の再生処理を行っています。廃棄物の再資源化に全力をあげて取り組んでおり、限りある資源を大切にしています。

1600トン ギロチンプレス機

建築廃材、大型構造物、鉄道貨車等のヘビー級スクラップを電気炉にいれるために圧縮・切断処理をこの重機で行い、良質の製銅原料として再資源化しています。

押出型スクラップ・プレス機

廃車、家電製品、空き缶等の各種スクラップを箱型に圧縮・成型し、自動的に押出す機械です。

その後、製鉄工場で鉄やアルミの資源として使用されます。

紙プレス機

新聞紙、ダンボール等の古紙は、この機械の“集中圧力方式”で圧縮・固形化して、梱包。
その後、製紙工場で再生紙の資源として使用されます。

自動車リサイクル ワンステージドレン(廃油・廃液回収システム)

ウォッシャー液、エンジンオイル、ミッションオイルなど、自動車に使用されているで全廃油・廃液を自然落下・吸引で回収し、分別・処分します。

廃車手続き、登録手続きといったことにも対応しています。

総合解体部

建造物及び構築物解体撤去工事を請け負う事業部です。

受注から安全対策・解体工事・整地と発生廃材の撤去、中間処理・リサイクルまでの一貫したシステムで、解体工事を行います。

アスベスト処理（事前調査、除去、回収工事）も行っているため、安全に解体工事を進めます。

リサイクル事業部

建設廃材の適正処理と再利用を推進し、省資源社会に貢献する事業部です。

コンクリート廃材、アスファルト廃材、廃石類、木質系廃材の再資源化を行っています。総合解体部で回収した廃材は全てここで再生処理・再資源化します。

※廃棄物適正処理の証明となるマニフェストシステム(積荷目録制)基づく伝票を発行します。

コンクリート及びアスファルトリサイクルプラント

解体工事より発生した“コンクリート”及び“アスファルトガラ”といった廃材を破砕、再生処理します。

再生処理をしたものは建設工事の資材として再利用します。

ウッドリサイクルプラント

木質系廃材を再資源化する施設です。
解体工事により発生した木質系廃材、パレット梱包材等をチップ状に破砕しボード用、燃料等の素材として再利用します。

汚泥リサイクルプラント

汚泥・汚土を再資源化します。
建設工事より発生した汚泥・汚土、浄水場沈でん汚泥、中和沈でん汚泥、凝集沈でん汚泥、破砕スラッジ、ベントナイト泥などを造粒固化・再生処理し建設工事の資材として再利用します。

一般家庭向けの事業内容

大成商事では、一般家庭では少し処分が面倒なものを買取・処分しています。

なお、“家電5品目”の買取・処分は行っておりません。家電リサイクル法に則り、家電量販店や各自治体に相談しましょう。

各詳細は大成商事のホームページで確認できます。

「有限会社 大成商事」 一般のお客様向けの案内

鉄

買取可能なものとして自転車・なべ・やかん・フライパン・ホイール・ジュース缶などを買取しています。

また、自動車リサイクル法に則り、廃車の適正処理・買取を行っています。

古紙

買取可能なものとして新聞・雑誌・段ボール・牛乳パックなどを買取しています。

木材

タンス・椅子・伐採木などを適正処分します。なお、処分費用が発生します。

家・車庫解体

一般家庭では難しい家のリフォームするための解体や、古くなった車庫の解体といった建物の解体を受付けています。

こちらも処分費用が発生します。

倉庫・納屋片付け

倉庫・納屋に貯まった不要なものを片付け・適正処分します。処分費用が発生するので、まずは見積りをしましょう。

家電5品目とは

“特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)”の施行により、エアコン・テレビ・冷蔵庫・冷凍庫・洗濯機の5品目の対象家電は家電小売店と市町村から委託を受けた家電メーカーなど製造業者が適正処理するため、廃棄物回収業者では回収・処分ができません。

そして、廃家電を引き渡すときには「リサイクル料金」と「収集運搬料金」が必要になります。

許可を受けていない回収業者を“不用品回収業者”と呼び、このような業者の不法投棄や不適正処理が問題になっています。これは重大な犯罪です。

「無料と思って呼び止めたら、後で有料と言われた」、「車に積んだ後で、見積りの2倍以上の料金を請求された」といったトラブルの元にもなります。

リユース（中古）ショップの買取りであれば問題はありません。

環境省ホームページ「いらなくなった家電製品は正しくリユース・リサイクル！」

まとめ

この様に、大成商事は限りある資源を大切にしており、適正処理を行っています。
一般廃棄物収集運搬業の許可、一般建設業の許可もあるため、安心して回収・解体の依頼ができます。

もし、ご家庭に不要なものが貯まって処分に困っているのであれば大成商事に相談してみて下さい。
無料で見積もりを出してくれます。

家電5品目といった廃家電の処分に困った際には、市区町村の廃棄物・リサイクル担当に問い合わせをしましょう。

限りある資源をリサイクルをすることは次の世代にとっても大事なことです。正しく処分をして、子供たちの未来に繋げましょう。

「有限会社 大成商事」タイセイグループ ホームページ

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