エロアプリコラム – 開発ポリシーは誰が守る？クリエイティブという名の戦い | WEB SPIRAL NEWSPAPER

エロアプリコラム – 開発ポリシーは誰が守る？クリエイティブという名の戦い

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2014/04/30

記事の詳細

このページの目次

1 概要
2 まとめ

概要

今回は当時かなり話題となったエロゲーのシナリオライターの記事を紹介したいと思います。

受託開発を振り返って

2012年の記事ですので、すごく最近の話でもありませんが遠い過去というわけでもありません。

リンク先の記事では、外注クリエイターによる苦悩という言葉ではくくれない程の事実と想いが執筆されています。

この記事を読む前に是非一読してほしいと思います。

所詮外注ということ

Web業界、ゲーム業界というのは外注がとても多い事で有名です。
その常識に漏れる事なく、エロアプリ業界も非常に外注が多いです。

ただ、今回のエロゲー開発者が他と違うのは、主にシナリオライターという職能だったとしても、その他の職能もこなしていた、という事です。

面白さなのか、数字なのか

エロアプリやエロゲーに限らず、クリエイティブな業界ではこの問題がついてまわります。それは、面白さをとるのか、売上というシビアな数字をとるのか、です。

プロジェクトにはクリアしないといけない様々な壁があります。
コンシューマが思っている程「面白さだけ追及すれば良い」というわけではありません。

予算が決まっています。予算が決まっていれば、作業期間もおのずと決まってくるでしょう。

その仕事にタイアップやスポンサー企業があれば、そういったクライアントを納得させるものではないといけません。

そして、仮に面白さだけを追求したとしても、そのエロアプリが本当に面白いものなのか、誰が正確に決めてくれるのでしょうか。

時間を費やせば費やす程、面白いものが出来るという事でもないのです。
これは、非常に難しい問題ですね。

しかしながら、開発者やクリエイターは、面白さを追求するべきではないかと考えています。そして、上流にいる会社は数字を考えるべきです。

この関係が崩れてしまえば、プロジェクトが破綻してしまう恐れがあります。

クリエイターとして妥協しない姿勢

前述した通り、エロアプリだろうとエロゲーだろうと何だろうと、プログラマーはプログラムの事を、デザイナーはデザイナーの事だけを真剣に考えるべきです。

視野の広さも重要ですが、まずはその分野において一流であるべきだと考えています。
その後、経験を積んで他の分野の事も学べば良いと思っています。

最初からエロアプリの制作に関する柔軟性を持つ事は難しいのではないでしょうか。
職人気質、頑固上等です。そうやって、名作達は生まれてきたのですから。

目先の利益も大切かもしれない

よく「目先の利益に捉われて」という言葉を耳にします。
目先の利益を優先する事は、そんなにいけない事なのでしょうか？

では、目先の利益に捉われずに動いたとして、それが必ずしも成功すると誰がわかるのでしょうか。私達は神様ではありません。そして、当の本人は目先の利益に捉われているつもりもありません。

もし、緊迫した生活を送っている人であれば、わかる人も多いかもしれません。
「目先の利益も大切」だという事です。

これが、今回の記事のエロゲーに当てはまるかどうかはわかりません。
中長期的な利益を大切にすべきだったプロジェクトだったのかもしれません。

しかしながら、食い繋いで食い繋いで、それが長く食べていける事に繋がる事もありません。