概要

ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア(SCEJA)は、PlayStation 4（以下、PS4）のシステムソフトウェア バージョン2.00“コードネーム：Masamune（マサムネ）”を10月28日に配信すると発表。

今回のアップデートでは、予てから言われていた、離れた友人とゲーム体験を共有できる「シェアプレイ」が可能になる。 そして、シェアプレイの他にもいくつかの機能も追加されるとのこと。

その内のひとつ、PS4のホーム画面をカスタマイズできる「テーマ」機能も実装される。

これに伴い、同日には「どこでもいっしょ」のオリジナルデザインテーマ「トロのお部屋編」（300円+税）の配信もされる。

PlayStation Plusの加入者を対象に、11月5日～18日までの間はPlayStation Storeから無料ダウンロードできるとのこと。

シェアプレイ

「シェアプレイ」とは、遠方のフレンドと1本のゲームソフトを共有して遊べる機能だ。この機能を使えば、どちらかがソフトを持っていなくても一緒に遊ぶことが可能になる。

ソフトを所持しているプレイヤーがホストとなって、同じパーティーにいるメンバーを“ビジター”として自分のPS4に招待する。

シェアプレイ時には以下のことができる。

【1】コントローラの操作権をホスト側が持ち、そのホストのゲーム画面をビジター側に表示する、実況動画のような機能。

【2】コントローラの操作権をビジター側が持ち、ビジターがホストに代わってプレイする、【1】とは逆の機能。

【3】コントローラの操作権をホストとビジターが共に持ち、Co-op(協力プレイ)や対戦といった、一緒にゲームをプレイすることが可能。

※【2】と【3】はホストとビジターは有料のPlayStation Plusに加入している必要がある。

これらの機能は、ビジター側がソフトを所持していなくても使用可能だ。友人の家を訪れて、一緒に遊ぶ感じをネットワークを通して行うのだ。

その他の追加機能

YouTube

ビデオクリップをYouTubeにアップロードできる。
PS4からYouTubeにシェアされた動画を、What’s Newやアクティビティーから再生可能に。

テーマ

PlayStation Storeで販売・配信されるテーマを適応可能になる。アップデート当日にはいくつかのテーマが配信予定だ。

USBミュージックプレイヤー

USBミュージックプレイヤーを使用して、USBストレージ機器に保存された音楽ファイルを再生可能。

PCでUSBストレージ機器に「Music」というフォルダーを作成し、「Music」フォルダー内に音楽ファイルを保存。(MP3、AACファイル形式に対応)

これにより、ゲームをプレイしながら、音楽ファイルを再生することが可能になる 。PS3であったカスタムサウンドトラック機能だ。

ブロードキャスト

ブロードキャストに下記の機能が追加される。

Live from PlayStation

・Live from PlayStationに「おすすめ」カテゴリーが追加。
「おすすめ」には、SCEから配信される公式番組、フレンドやお気に入り配信者のブロードキャストが表示される。

・気に入った配信者のフォロー機能。

・視聴画面から戻った際に、ミニプレイヤー内で視聴画面を流しながら、Live from PlayStationの他のブロードキャストを探すことが可能に。

・PS4から配信された番組のアーカイブを視聴することが可能。(配信前にアーカイブ設定された番組のみ)

・Twitchの絵文字に対応。

・言語別に番組をフィルターすることが可能に。

コンテンツエリアとライブラリー

ホーム画面のコンテンツエリアに並んでいるWhat’s New以外の16個目以降のコンテンツが、[ライブラリー] の中に移動。

まとめ

「シェアプレイ」以外にも多くの機能が追加される。特に動画配信関係のシェア機能が充実しているのが分かる。

シェアプレイは、ユーザーにとっては嬉しい機能だが、正直なところ、よく世界中のゲームショップから苦情が来なかったなと思う。

公式で簡単にソフトの貸し借りができるという動画をPS4発表時に公開していたが、今回の発表を見る限り、「シェアプレイ」ではソフトを所持している側がオフラインの場合はそのソフトを遊べない。

小売もシェアプレイを貸し借りのような機能と見られているのだろう。

最近では、実況動画が盛況で、ゲームをプレイせずに満足してしまう人は少なくなく、基本無料で遊べるソーシャルゲームなどの方が盛況だ。

シェアプレイを切っ掛けにゲームを購入するユーザーが増えれば、PS4はもっと盛り上がるだろう。

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