概要

「東京ゲームショウ2014」のエレクトロニック・アーツブースでプレイアブル出展されていた、総合格闘技ゲーム「EA SPORTS UFC」で、あの伝説の格闘家“ブルース・リー”が本作に参戦することで話題になっている。

本作に登場するファイター達は、肌の質感や表情、筋肉など、まるで本物のような表現で動く。

出展されていたバージョンでは、ブルース・リーを含めたDLC(ダウンロード コンテンツ)で配信される選手以外が使用可能になっていたようだ。

PlayStation 4・Xbox One専用ソフトで、発売日は日本語版を11月20日。

本作を予約購入すると“ブルース・リー”をすぐに使用して遊べるようだ。
通常では、ブルース・リーを開放するには、難度「プロ」のキャリアモードをクリアする必要があるので、直ぐにでも使用したい人は予約をしよう。

ブルース・リーとは？

ブルース・リーは武道家であり、香港の俳優を務めていた。他にも脚本家、映画プロデューサーもしていた経歴もある。

ジークンドーを創始したマーシャルアーティストとしても有名だ。

1940年11月27日に産まれ、子役として数多くの映画に出演し、幼少の頃から中国武術を学ぶ。

何不自由なく育ったリーの将来を案じた父の命により、香港から渡米する。

1966年に、アメリカの「ロングビーチ国際空手選手権大会」で詠春拳の演武をしたフィルムが、TVプロデューサーの目に止まり、その後、ハリウッドの俳優やプロデューサーを顧客に武術の個人指導をするようになり、TVや映画などにゲスト出演を重ねる。

俳優として映画ビジネスの世界で活躍している時でも武道家として修行を怠ることはなかった。

1973年7月20日に、リーは、「死亡遊戯」で共演予定の女優の自宅で頭痛を訴え、鎮痛剤を飲んでベッドに横になった。

しかし、そのまま昏睡状態に陥り、病院へ搬送されたが、死亡が確認され、32歳という短い人生の幕をおろした。

死因は長年使用していた鎮痛剤などの副作用による脳浮腫（のうふしゅ）によるものだと公式では発表されている。

他にも癲癇（てんかん）による突然死が死因ではないかとも言われている。

ブルース・リーをどうやって再現したのか

本作のクリエイティブ・ディレクター Brian・Hayes（ブライアン・ヘイズ）氏は、「EA SPORTS UFCは、最新技術を用いてUFCの選手たち、そして格闘技の試合をよりリアルに表現することを目的として制作している。」と語る。

選手にシューティング(キックボクシングに投げ技・関節技をミックスした総合格闘技)を行ってもらい、それをモーションキャプチャーで取り込み、その後アニメーションや3D技術を駆使して表現しているようだ。

ヘイズ氏は“ブルース・リー”の動きを研究するために、出演した映画のほとんどを視聴し、ブルース・リーの権利使用許諾を管轄する団体「Bruce Lee Enterprise」へ企画相談した際に、ブルース・リーが出演したテレビドラマ「The Green Hornet」で使用した顔の型を貸してもらい、これを3Dスキャンで取り込んで顔を再現したようだ。

動きや技は、ブルース・リーに憧れて格闘技を始めた人の中から適切な技術を備えたモーションキャプチャー用の俳優を採用して、その動きを再現している。

ブルース・リーの熱狂的なファンだからこそ、ブルース・リーのマーシャルアーツの動きを研究しているので、動きの再現性は高いとヘイズ氏は語る。

まとめ

正直なところ、「EA SPORTS UFC」ですら、ゲーム的な表現がまだ残っているがCGのクォリティは日々進化しており、本物とCGの違いが判断できないレベルになるのは時間の問題だろう。

だが、それに伴ってハードの性能は高性能化が求められる。本作の高度な表現も次世代ゲーム機だからこそできる表現なのだ。

次世代ゲーム機の性能を更に引き出せるようになれば、もっとCGなどグラフィックの向上が見込めるだろう。

そのためにも、性能の良いモニターを用意しておきたいところだ。

ブルース・リー、マイケル・ジャクソン、スティーブ・ジョブズなど、才ある人物が、若くしてこの世を去るというのは、いつの時代も変わらないもので残念に思う。

この世との別れは誰にでも訪れるもので、“後悔の無い人生”とは簡単にはいかないもの。

だが、少しでも改善できる可能性あるのであれば挑戦する価値はあるはずだ。そう信じて我々は前に進むしかないのだ。

シェアはこちらから。

関連記事