【ハゲ・薄毛の原因】脂漏（しろう）性脱毛症

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2013/11/8

記事の詳細

このページの目次

1 概要
2 まとめ

概要

今回はハゲ・薄毛の原因シリーズの記事で「脂漏性脱毛症」を取り上げたいと思います。脂漏性というのは文字通り、頭皮の油分が過剰に分泌され（漏れて）毛穴に皮脂が詰まって薄毛になってしまうタイプの、ハゲ・薄毛の事を言います。

また、毛穴に皮脂が詰まるだけではなく、油分により頭皮全体、または毛根部分の頭皮が炎症を起こしてしまう程の方もいます。

皮脂分が詰まってしまう方の多くに共通する点は「フケ」が発生する事です。
また、ベタベタした頭やフケを洗おうとして、過度の洗髪により余計に炎症を起こしてしまうような場合もあります。

しかし、脂漏性脱毛症によって薄毛になる人の割合は全体のたった数％にも満たないと言われています。

しかし、「毛穴に皮脂が詰まって薄毛になる」という言葉は頻繁に耳にします。脂漏性脱毛症は割合としては少ないのに、なぜ症状だけは有名なのでしょうか。

脂漏性脱毛症とDHT（ジヒドロテストステロン）

実は、皮脂が毛穴に詰まってしまうのは、普通の事なのです。これは、AGAの症状を引き起こす原因の一つとしても挙げられます。

【ハゲ・薄毛】DHT（ジヒドロテストステロン）とTH（テストステロン）とは

また、人間の体の表面である肌に「皮脂成分」がある事は当たり前の事で、進化の過程で必要だったからあるのです。逆に皮脂分が少なすぎる方は乾燥肌やアトピーのような症状になってしまいます。乾燥肌やアトピーからハゲ・薄毛になる事もあるのです。

【ハゲ・薄毛の原因】乾燥性・アトピー性脱毛症

AGAの原因の一つでもあり、一定量であれば人間にとって必要な「皮脂」。では、脂漏性脱毛症とは一体なんなのでしょうか？

それは、極端なホルモンバランスの異常を起こして分泌された皮脂によって毛穴が詰まってハゲ・薄毛になってしまう症状の事を指します。
多少の皮脂成分からくる薄毛は「AGA」の症状の一つだと考えられます。

シャンプーについて

対極的な乾燥肌の症状の人にも言えるのですが、シャンプーは無添加のものを使用して下さい。市販のシャンプーは髪のツヤやサラサラ具合を出すために、様々な化学成分が含まれています。

確かに、そういったシャンプーを使えば見た目にはツヤが出たように見えるかもしれません。セットもしやすいかもしれません。

しかし、脂漏性脱毛症の方には無添加シャンプーが良いと考えらえています。

単なる皮脂詰まりが原因ではない？

参考となるページを見ていましたが、毛穴に皮脂が詰まってしまうのが直接的な原因ではない、という記事も見かけました。こういった記事を掲載しているのは、皮膚科などの病院が多かったようです。

脂漏性脱毛症と聞くと、一般的な毛穴に皮脂が詰まるというイメージが先行してしまいますが、皮膚の炎症そのものがハゲ・薄毛の原因となっているという考え方です。

例えば、足や腕も炎症を起こしたり、血を流して瘡蓋などが出来るとその部分は毛が抜けると思います。また、乾燥肌・アトピー性の脱毛症に関しても、肌がカサカサとなって毛が育ちにくい環境になってしまいます。

植物で例えると、炎症を起こしてしまうと砂漠で植物が育たないのと同じです。

脂漏性の炎症を病院で治す

もし、脂漏性脱毛症だという自覚があり、「炎症」も起こしているのだったら、脱毛症を意識する事よりも「炎症を治療する」事に専念した方が近道だと思います。

皮膚の炎症である以上は「病院での治療が可能」という事になり、炎症が治れば脱毛症も必然的に回復するはずだからです。

但し、基本的な食生活や生活リズム、洗髪の方法などの日常生活レベルでの改善も求められます。

まとめ

脂漏性脱毛症は全体の数％程度ですが、皮脂が多く分泌される事などはAGAにも共通します。また、脂漏性脱毛症を発症しなくても脂漏性の炎症を起こす方はいらっしゃいます。

ハゲ・薄毛の原因の記事を書いてきましたが「皮脂」というのは一つのキーワードになっているような気がします。
多くてもダメ、少なくてもダメでバランスがとても重要な、人間にとって必要な成分。

今回はこのへんで。