遂に開始された『YouTube Premium』のメリット・デメリット
記事の詳細
このページの目次
概要
今や世界中の多くの個人や企業が利用している動画投稿サイトYouTube。海外で先行して9月に開始された『YouTube Premium』サービスが11月14日に日本国内でも開始された。
3カ月間無料トライアル期間が用意されており、このトライアル期間が終了すると月額料金の請求が開始される。
自分以外に家族(13歳以上)を最大5人まで招待し、YouTube Premium加入状態にすることができる。
料金は月額制で、月額1,180円。(ファミリーは月額1,780円)
なお、iOS端末は月額1,550円(ファミリーでは月額2,400円)となっている。
ちなみに非課税。
それでは他にどんなメリット・デメリットがあるのだろうか?
メリット
広告なしで視聴できる
毎回広告が表示されるのが地味にストレスだったが、これが完全に無くなり、広告なしで動画の視聴ができる。個々の回線の速さにもよるがこれでプレイリストの動画もスムーズに流すことができる。
長時間の作業量BGMを探す機会も減ることだろう。
オフライン再生が可能に
従来のYouTubeでは非公式のダウンロードサービスやソフト・アプリを利用することで動画のダウンロードが可能だった。ただ著作権法にも触れる方法なので避けるのが無難だった。
しかし、YouTube Premiumに加入すると動画をオフラインで再生が可能になる。
YouTubeアプリで「オフライン」ボタンを押すと一時保存する動画の画質を144p・360p・720pで指定できる。
動画を一時保存するとオフラインのリストに登録され、ネットに接続していない状態でも30日間視聴が可能になる。
30日ごとにネットに接続することでオフライン動画は継続して視聴可能なようだ。
では一時保存とはいえ、YouTube Premiumでの一時保存は著作権法やダウンロード違法化(DL違法化)に触れないのかといった疑問がある。
ストリーミング方式であれば問題ないことは周知されているが、今回の場合は微妙なところだ。
「これだけ知っとけ著作権講座」では“合法的にアップロードされているファイルや、映像・音声以外のファイルであれば違法ダウンロードの対象ではありません。”と解説されている。
ただし、サイトの利用規約でダウンロードが禁止されている場合もある。
つまり、正式にアップロードされた動画であれば一時保存機能は何の問題も無いということになる。
逆に言うと、違法にアップロードされた動画を一時保存するとアウトになる可能性が高いということでもある。
違法か合法な動画かは、投稿者を見てしっかりと判断しよう。
バックグラウンド再生可能
YouTube Premiumに加入していると、他のアプリを操作中も動画の“バックグラウンド再生”が可能になる。スマホやタブレットでYouTubeの動画を流しながら他のアプリを利用しやすくなる機能だ。
PCの場合、ブラウザのタブが存在するのでメリットとしては少々薄い気がするが…。
全ての YouTube Originals を視聴可能
YouTubeオリジナル映像コンテンツである「YouTube Originals」が、YouTube Premiumに加入中は全て無料で視聴可能。いつでも好きな時にドラマの続きを見ることができる。
YouTuberのはじめしゃちょー氏が出演するドラマ「THE FAKE SHOW」、SEKAI NO OWARIとマーベルコミックによるミュージックビデオの共同制作の舞台裏などが12月に配信される。
YouTube Music Premiumも利用可能
音楽コンテンツに特化したサービス「YouTube Music Premium」は、無料版と有料版(Andoird版が月額980円、iOS版が月額1280円)で展開している。YouTube Premiumに加入中は無料で利用可能だ。
Google Play Musicは今後このYouTube Musicに統合されるとのこと。
また、YouTube Premiumに加入していれば追加料金なしでGoogle Play Musicを利用できる。
YouTuber・VTuberの収益は減るのか?
YouTuber・VTuberといった動画投稿・配信者が思っている「広告収入が減るのではないか?」という疑問。これについてはYouTube側は「ユーザーからいただいた代金を原資に還元していく。」との事。
公式のヘルプページを参照すると、 「YouTube Premium に登録すると広告が表示されなくなるため、皆様からいただく月額料金をクリエイターに分配しています。しかも、動画の視聴回数が多ければ、その動画のクリエイターに分配される金額も大きくなります。」と記載されている。
配信者・投稿者によっては収入が減ってしまう場合もあるが、今後YouTube Premium加入者が増えれば収入も増えると考えて良いだろう。
デメリット
月額料金は高め
NetflixやAmazon PRIME、Hulu、dTVなどの動画配信サービスと比べると月額料金は高め。なんだったら2ヶ所の動画配信サービスと契約してもYouTube Premiumの方がまだ高い位だ。
映画やドラマ、アニメをメインでみたいのであれば他のサービスとの契約を切ってまで加入する必要があるかは疑問だ。
プランが1つしかない
例えば、広告だけ非表示にしたい場合も月額料金は変わらず1180円払う必要がある。正直なところを言えば筆者も他のサービスは不要だから広告非表示で月500円程度にしてくれないだろうかと思ってしまう。
ユーザー側としては選択肢が一つしかないというのはYouTube Premiumの加入に躊躇いが出てしまうものである。
月額1180円に料金以上の価値があると見るかどうか意見は個人によって様々だが、選択肢は多いに越したことがないものだ。
iOS端末は割増料金
何故かiOS端末からYouTubeアプリ内からYouTube Premiumに加入しようとすると月額料金がAndroid版の1180円よりも高い1550円と割高になる。App Storeの手数料30%が上乗せされているのでは?という推測も出ている。
解決方法としては、iOS端末のブラウザやPCからWEB版のYouTubeにアクセスし、そこから加入すると3ヶ月間の無料期間終了後の月額料金が¥1180になる。
YouTube Originalsの物足りなさ
やはりNetflixやAmazon PRIMEなどの映像配信サービスと比べると月額料金の割にラインナップに物足りなさを感じる。ドラマの概要が日本語でも動画は日本語字幕を表示する必要があるドラマがほとんど。
日本語吹き替えドラマは11月時点では無いので、今後の追加に期待するしかない。
まとめ
音楽特化の「YouTube Music」もYouTube Premiumに加入すれば利用できるので、YouTube Musicを利用するのであればYouTube Premiumに加入した方が受けられるサービスも増える。動画は見ないのであればYouTube Musicにだけ登録すれば良いだろう。
オフライン再生についてはメリットに目が行きがちだが、中々に危ういところがある。
例え非公式にアップロードされた動画でもオフラインのボタンを押せば簡単に保存できてしまうため、それが原因で違法DLとしてみなされる可能性も十分ある。
年末年始のテレビの特番がつまらない、見たい番組が無いという人は多いだろう。
何はともあれ3ヶ月は無料で利用できるので、YouTubeを利用する機会も増えるのであれば試しにYouTube Premiumに入ってみてはどうだろうか?
関連記事
-
それなりに人気のあるVTuberになるには?
-
PUBGのPC版・スマホ版・Xbox ONE版の違いまとめ
-
AR(拡張現実)アプリの紹介
-
Warning: Use of undefined constant ・・・ - assumed '・・・' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/spiral-newspaper/www/public_html/wp/wp-content/themes/Spiral Newspaper/single.php on line 119
「Nintendo Creators Program」につい・・・ -
スマホの漫画が無料
-
スマホのソーシャルカードゲームまとめ