最新アクセス数アップ術！ECサイトの「良質ではないコンテンツ」が大きなヒントとなる！

記事の詳細

このページの目次

1 記事数には価値がない？
2 キーワードの難しさ
3 「良質ではないコンテンツ」がヒントを持っている
4 表示回数が多くて平均掲載順位が低いページ

記事数には価値がない？

ロングテールSEOが叫ばれてサテライトサイト制作がトレンドになった頃から、アクセスアップのために記事を量産するWebサイトが増えた。

しかし、Googleのアップデートにより、コンテンツに対する評価基準は更に厳しくなった。記事を多く執筆するよりも、数は少なくとも品質の高いページを制作していった方が効果が得られるようになっていった。

品質が高くない過去記事にはインデックスしないように記述をする、まとめてリライトする、などの手法がとられるようになった。

とは言え、1ページで伝えられる内容は限られているし、拾えるキーワードも多くない。この点を考慮した時に、記事数にも価値があるように思える。

それは、ウェブマスターツールを用いた、SEOキーワードの収集である。

キーワードの難しさ

ロングテールSEOは、大きく分けて二つの目的で行われる。

1.スモールワードを拾う
2.サイトの力を強めてビッグワードを狙う

2の方のキーワードについては、ビッグワードというぐらいだし、商材やサービス内容から、安易に想定できるはすだ。

しかしながら、1の方のキーワードについて、あらゆるキーワードを予測する事は困難である。挙げればキリがないし、人々は及びもつかない行動でコンバージョンを上げてくる。キーワードツールでも、そこまでの未来は見えないのである。

ページを制作する前にある程度の想定は必要だ。それこそ、キーワードツールが教えてくれるかもしれない。たまたま自分がよく検索するキーワードかもしれない。ホッテントリになった記事でも取り上げられた内容かもしれない。

しかしながら、冒頭でも言ったように今やページの大量生産の価値は薄くなってきているのだ。執筆しようにもネタも切れてくる。

ただ、以前と決定的に違うのは、記事の有無だ。ページ数主義の時代ではなくなったかもしれないが、ページは増えた。

何事も、有るのと無いのとでは大きな差がある。

「良質ではないコンテンツ」がヒントを持っている

言葉では「良質なコンテンツを制作すればいいだけ」と簡単そうな話なのだが、実際問題そんな簡単な話ではない。

少なくとも、良質なコンテンツを制作するためには、それ相応の時間が必要である。文章を書くだけではなく、下調べも必要だからだ。

良質なコンテンツであれば、検索順位も上位に表示されるだろうが、そこにどこまでの労力を費やす事ができるのか、ここが問題なのである。

効果があるかわからない事に対して労力を費やすのは大きなリスクだが、前項の最後で述べたように、有るのと無いのとでは大きな差がある。

良質なコンテンツととても言えないページ達、余程ニッチな内容でなければ、そしてtitleタグがよほど一致しなければ、上位には表示されないだろう。

しかしながら、上位に表示はされなくても「表示」はされているはずである。これはGoogle ウェブマスターツールから確認できるため、使いこなせていない人は、今一度確認してみるといいだろう。

そして、見るべき点はもう一つ、「平均掲載順位」である。

表示回数が多くて平均掲載順位が低いページ

この2つを見る時に意識してほしいのは、「表示回数が多くて平均掲載順位が低いページ」である。

つまり、検索結果の順位は低いにも関わらず、表示回数は多いのである。これは需要がある可能性があるページであり、キーワードである事を示している。このページを育てていけば、新規で記事を執筆するよりも、アクセス数を稼げる可能性は遥かに高い。

このページへの施策は大きく3つである。

1.加筆する
2.画像を挿入する
3.内部リンクを強化する
4.必要であれば全リライトをする

基本的に文章量は大事だと考えているため、加筆する必要性がある。もちろん、内容がチグハグになってしまっては元も子もないため、内容に沿った加筆をしよう。

2の画像についても、ある程度の効果があると思われる。現在のGoogleでは、図面やグラフ、スクリーンショットなどの画像も評価の対象になっていると考えられる。