業界騒然！MicrosoftがAMD買収か！？

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2015/07/6

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このページの目次

1 概要
2 懸念される事態
3 まとめ

概要

情報サイト「KitGuru」など複数の海外メディアが内部事情に詳しいソースの情報としてMicrosoft（以下、MS）がAMDの買収を検討していると報じられた。

また、既にAMDに接触したとのことでIT業界やゲーム業界で注目を集めている。

MSは、Windowsなどのソフトウェア以外にタブレットPC「Surface」や据え置き型ゲーム機「Xbox One」などを販売している大手ハードウェアメーカーでもある。

Xbox Oneに内蔵されたチップセットをMSは現在1台あたり100ドル前後でAMDから購入しており、買収はコスト削減に大きく繋がると予想されている。

全世界で1260万台販売されたXbox Oneの今後の市場成長も見込んでの買収なのではないかという見方が強い。あのMSであればAMDの買収はさほど難しいことではないだろう。

「KitGuru」

懸念される事態

なぜMSがAMDを買収することについて大きな話題になっているのかというと、現在シェア争いをしているゲーム機であるXbox OneやPlayStation 4、Wii UにはAMD製のプロセッサを採用している。

もし、AMDが買収されれば今後はMS除いたソニーと任天堂の2社はAMDを採用しないハードウェアの開発を求められかねないからだ。

そもそも、MSはXbox One向けチップの開発におよそ18億ドルのコストと950億ドルの支援を行なっている。

しかし、そのライセンスはAMDにあったため、今までソニーは格安でAMDのチップを採用できていた。

PS4に採用されているAMDのチップは、このMSとAMDが共同開発したものであって、ソニーはAMDと使用権の契約をしているだけなのだ。

つまり、開発に掛かった費用を一切負担していない状態でPS4を販売している状態ということになる。

だが、MSがAMDを買収することでAMDのライセンスはMSに帰属し、ライバル会社は多額の使用料を払う必要が出てくる。

そうなれば当然ハード1台あたりの生産コストは上がることになる。

対して、MSはAMDを買収できればAMDのチップをXbox Oneに特化させる事でコストを大幅に削減できる。

コストを削減しつつ、新たに開発したチップは他のハードなどにも採用できるのでMS的には悪くないプロジェクトだろう。

まとめ

現在、PS4はシェアを増やし続けている。
ライバルメーカーの手助けをして、更に自分達のシェアを奪われかねない状態は誰だって面白くないものだ。

ましてやMSは莫大なコストをチップ開発に投じている。

しかし、今回に関しては少々強引な手段のようにも思える。
PS4よりも魅力的なハードやソフトを展開できなかったことがMSの失敗でもあるが、今後の力の入れようでは逆転も十分ありえる。

そんな状況でこの情報は微妙な気持ちになるユーザーも少なくないだろう。

MS的にはどっちにしろメリットがあるのだからAMDを買収する価値は十分ある。MSだからこそできる芸当だろう。

今後の続報次第ではゲーム業界に多大な影響を与える情報なだけに続報が気になるところだ。

もしかすると、今後のPSハードでは「Intel」が搭載されるかもしれない。