フリマアプリ「メルカリ」とはどんなアプリか?
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概要
巷で度々話題に上がるフリマアプリ「メルカリ」。CMで炎上したり、現金や100円やそこらのボールペンが1万円で売られていたりと、話題には事欠かない。
普段からメルカリを利用しているという人も多く、スマホで気軽に買い物ができるのが魅力的だ。
匿名で出品購入ができるサービスもあり、著名人や住所を他人に教えたくない人にとっても嬉しいサービスがあるのもメルカリの特徴のひとつ。
今やヤフオクなどのオークションサイトからフリマアプリの時代へと移り変わってきており、ラクマやフリルなどのフリマアプリも注目されてきている。
とはいえ、メルカリをまだ利用したことが無いという人も少なからずいる。
通販とは違い、個人とのやり取りになるため利用するには抵抗を感じる人もいるだろう。
今回はそんなメルカリの利用方法などについて紹介する。
フリマアプリ「メルカリ」とは?
「メルカリ」に限らずフリマアプリは、主に個人とのやり取りによって売り買いができるアプリで、実際のフリーマーケットのような感覚で気軽に参加できるサービスだ。ヤフオクなどのオークションサイトは出品者が商品を出品し、他のユーザーが”入札”をして、締め切り時間が来たら入札額が一番高いユーザーと出品者が取引をする。
一方でフリマアプリは、入札というシステムが無く、出品者が掲示した価格で商品を購入する。
つまり、フリマアプリは入札という手間が無いのだ。
最終的にいくらになるか分からないオークションよりは、最初から決まっている価格で購入できる方が心理的にも気楽だ。
一応、どちらにも「値引き交渉」のシステムはあるが成立することの方が稀なので、だったら始めから固定の価格で出品している出品者から購入した方が時間の節約にもなる。
また、オークションサイトでは出品者と落札者でやり取りを行う必要があり、これが面倒でオークションは参加しなくなった人もいるだろう。
メルカリでは出品者と落札者の間にメルカリ自体が入り、互いが個人情報を開示しなくても良い「エスクローサービス」を実施している。
つまり、出品者とやり取りをしなくて済むので、それだけ気軽に誰もが参加できるのだ。
落札・購入
メルカリでの商品の購入は簡単で、「購入」ボタンを押して、支払い方法を選択して商品を代金を支払うだけ。クレジットカード以外の支払いでは、1件につき支払い手数料100円が掛かるので、まとめて購入する際は注意。
ただし、クレジットカード、売上金、ポイントで購入した場合は手数料無料となる。
売上金は出品した商品が売れると売上金に加算される。
出品
メルカリは出品するだけなら無料となっている。ただし、商品が売れた時には10%の販売手数料がかかる。
これが非常にネックで、売上金は出品した商品が売れると売上金に加算されるが、実際には10%の販売手数料が引かれた金額が売上となる。
なので、出品時には商品代+販売手数料10%を商品の価格として掲示しているのがほとんどだ。
更に送料込みにする場合は、商品代+送料×販売手数料10%で出品しないと手数料で売上金額がどんどん減ってしまう。
なので、必ず手数料10%を含めた金額で出品しないと損をしてしまう。
計算が面倒という人は【手数料・送料を考慮したメルカリ販売価格シミュレーション】を利用しよう。
商品の代金は直接口座に振り込まれる訳ではなく、一度「売上金」としてメルカリに預けられる。
1万円以下の売上金の受取には手数料210円が発生し、登録した口座に振り込まれる。
この他にも、版権の絡む作品の二次創作品などに一部カテゴリーには、販売手数料とは別にライセンス料が掛かる。(inglles/宇宙兄弟)
“出品するだけなら無料”だが、手数料を含めて金額は必ず計算しよう。
出品に関しては以下の内容のこともある。
- 出品した商品が反映されるまでに15分ほどかかることもある
- ユーザーの通報で一旦商品を削除することがある(通告無し)
- 商品名の「○○様専用」などは交渉中など(出品者が商品名を変更している)
これを購入するのを「横取り」と言うが、メルカリのルール違反では無い(暗黙のルール)
らくらくメルカリ便
メルカリ専用の発送サービスのひとつ「らくらくメルカリ便」。送料は全国一律・補償ありで後から発送方法を変更することも可能。
お互いに自分の名前や住所を教えなくても取引ができる【※匿名配送】も可能。(メルカリとヤマト運輸の間では、必要な情報が共有されている)
※出品時に発送方法をらくらくメルカリ便にしておくことが条件
基本的に荷物のサイズに合わせて商品の発送ができる。
メルカリ便の送料は有料、メルカリの売上金から自動的に天引きされるシステムなので、送料込みにすると送料を含め販売手数料10%が掛かる。
同じ商品でも送料込みの方が人気で、送料を「着払い(購入者負担)」にすると「らくらくメルカリ便」が利用できないので注意。
発送はファミリーマートかヤマト運輸の営業所へ。
発送する際は、荷物と発送手続きに必要な二次元バーコードが必要となる。
また、発送通知はメルカリが代行してくれる。
宅急便:60〜160サイズ
・60サイズ(〜2kg):600円・集荷の場合は取引ごとに集荷料30円(税込)が追加
・30万円まで補償あり
※クロネコヤマト宅急便が60サイズ756円~なので、メルカリ便の方が安い
宅急便コンパクト
・専用BOXに入るサイズ 380円(税込)・専用資材は別途購入65円(税込)
・集荷の場合は取引ごとに集荷料30円(税込)が追加
・3万円まで補償あり
ネコポス
・郵便受けサイズ195円(税込)・3千円まで補償あり
ゆうゆうメルカリ便
らくらくメルカリ便はヤマト運輸だが、「ゆうゆうメルカリ便」は郵便局が発送する。なので、郵便局やローソンから発送でき、購入者が郵便局・コンビニ・はこぽすで商品を受け取れる。
配送用の2次元コードを生成し、郵便局またはコンビニ店頭の端末にかざすだけで発送できる。
また、商品紛失・破損等が発生した際には、メルカリが商品代金/販売利益を全額補償。
ゆうパケット
・全国一律175円(税込)・A4サイズ・厚さ3cm以内
・アクセサリー、スマホケース、薄手の衣類などに
※3辺合計 60cm以内(長辺34cm/厚さ3cm以内/重さ1kg以内)
ゆうパック
・包装資材を含めた荷物の縦、横、高さの合計サイズ・重量は一律30kgまで
・60サイズ:600円 80サイズ:700円 100サイズ:900円
大型らくらくメルカリ便
・ベッドやソファまで大きいサイズの商品向け。・200サイズ(200cmまで)~450サイズ(450cmまで)対応。
・保証あり
・日程を決めて集荷依頼を行い、集荷・梱包・搬出は全部配達員が行ってくれる。
商品お届け時に、搬入・設置・資材回収までやってもらえる。
業者認定
メルカリで出品する上で最も怖ろしいのはメルカリ運営による「業者認定」だ。これはメルカリに業者認定されると、出品しても新着の検索結果に出てこない。
しかも、何の通知も無いので必死に大量出品しても全て無駄になるのである。
一般のユーザーでも業者認定されることがあり、しかもメルカリ側では業者認定の定義を公開していない。
場合によっては勝手に商品ページを削除されることもあるようだ。
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業者認定される例としては、
- 同じ商品を大量に出品
- 一定の期間に、大量に削除
- 削除して再出品を繰り返した
- 商品が実物ではない(サイトからのスクショ等)
- 他ユーザーが通報した
まとめ
メルカリが話題になり、人気になったことでラクマやフリルなどのフリマアプリも注目されてきている。ただ、メルカリは手数料が何かと掛かり、その辺を含めた計算が面倒というのが正直なところだ。
しかし、ユーザー数は非常に多く、勢いもあるため、選択肢としては中々外しにくい。
匿名配達も著名人や住所を他人に教えたくない人にとっても嬉しいサービスで人気がある。
しかし、メルカリを頻繁に利用し過ぎると業者認定される可能性もあり、そういった部分では優しくない。
利幅は、手数料と配送サービス料金の安さで、ラクマの方が大きいが、ユーザーの数はメルカリの方が圧倒的に多いのでその分商品も売れやすい。
自分に合ったフリマアプリを選ぶと良いだろう。
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