【L’Arc〜en〜Ciel】叙情詩という曲は、まるで一つの映画のようだ

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2013/10/22

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Spiral Newspaperでは、今後音楽の情報を発信していきたいと思います。
今やランキング上位を見てみると、AKBとジャニーズとEXILEしかランクインしていないような現実。

そんな流れから、「最新の曲をチェック」するという行為自体が薄くなっているような風潮があります。懐メロと程は言わないまでも、昔の曲をずっと聴いている、という事です。

一昔前は最新の曲を知っている事が一つのステータスだったと思うのですが、現代ではそれがなくなってきている、という風に感じるのです。

という事で、今日から私が小学生の頃から聴いているL’Arc〜en〜Cielを特集していきたいと思います！
今日は、私がラルクの曲の中で一番好きな叙情詩という曲についてです。

このページの目次

1 叙情詩について
2 まとめ

叙情詩について

概要

叙情詩は、日本のロックバンド「L’Arc〜en〜Ciel」の27作目のシングル曲。シングルカットの曲にしては珍しいスローテンポの曲です。どちらかというとバラード調の曲。
シングル曲としては「瞳の住人」以来の曲になると思われる。

恐ろしく切ないメロディーが特徴の曲。ラルクファンの中では常識的な曲だが、一般の方は知らない人も多いと思われる。

隠れた名曲としてファンも多い楽曲ではあるが、「ラルクの一番好きな曲」で名前が挙がる事があまりないため、Yahoo!知恵袋で質問を投げかける人もいる。
ラルクの叙情詩はなぜそこまで評価されてないんですか

バラードで終わる事の多いラルクのLIVEでは、セットリストのラストに叙情詩を持ってくる事もある。
“Are you ready? 2007 またハートに火をつけろ!”のツアーの時は、ラストの曲はほぼ叙情詩を歌っている。ステージの天井に輝く球体をセットし観客を魅了した。

また、ラストではなくても叙情詩の時だけ特別な演出がある場合が多く、hydeの感情を込めた歌い方が印象的だ。
メンバーもこの楽曲を気に入っており、hyde曰く「ラルクの最高傑作は『叙情詩』」と語った事もある程だ。

発売日

2005年5月18日

作詞・作曲

作詞：hyde
作曲：ken

歌詞

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歌詞和訳

さて、叙情詩のサビの最後に英文があります。基本的な単語で構成されている英文なのですが、一体どういう意味なのでしょうか？

英文

The love to you is alive in me. wow everyday for love.
You are aside of me wow evreyday.

和訳

あなたへの愛はいつでも私の中で生き続ける
あなたはいつでも私のそばにいる

そもそも叙情詩って？

叙情詩とは、その作者の感情や情緒を表現した詩の事を指す。詩の三大部門の一との事。

内面の中に重きを置いた詩、という事ですね。
例えば、よく何かの文章を「情緒的だ」と言いますが、情緒的な文章だけで構成されている詩を「叙情詩」という事です。

確かに歌詞を読んでみると、hydeの気持ちが存分に込められています。

魅力

叙情詩を語る上で外せないのは、ミュージックビデオ(PV）の存在だ。曲だけではなく、是非MVと併せて聴いていただきたいところ。
このMVは本当に素晴らしく、平成17年度（第9回）文化庁メディア芸術祭のエンターテインメント部門審査委員会推薦作品として上映されたらしい。

MVの撮影現場は洋館な雰囲気を漂わせる館で、海外と思いきや何と日本だそうだ。
小笠原伯爵亭

新宿区の小笠原伯爵亭で、ランチやディナーでないと中を見学する事は出来ない。ランチ価格は約8000円だが、三ツ星レストランとの事。スパニッシュ料理。
一番のメロディーは小笠原伯爵亭にて、hydeが登場する。
2番以降は、それこそhydeの情緒の中に入り込んでいくような感じ。そこからそれぞれのメンバーが登場していくのだ。

そして、この情緒の中に入り込んでいく2番は、空間的コラージュの世界になる。
心の中なので、当然といえば当然だ。そこは自由自在の空間であるべきである。
その空間は、ルネサンス期・ロココ期の絵画によるコラージュ作品になっている。

この絵画と曲のマッチングによって生まれた世界観が相当すごい。そして、その世界の中に自然と溶け込んでいるラルクのメンバーはもっとすごい。
相当お金をかけている、という印象。
hydeを始め、ビジュアルが良いバンドはMVの写り映えが良いですね。

洋館（小笠原伯爵亭）の主人（hyde）が想いを寄せる人の手紙を手に取り、心の中に入っていく。そして、そこで語られる事。
一つの曲で表現出来るはずのキャパシティを超えている楽曲です。

まとめ

叙情詩は、「メロディー」「歌詞」「MV」のすべてが最高の出来で、すべてがマッチングしている素敵な曲です。

特に、MVと併せて鑑賞すると、まるで一つの映画を見ているかのよう。
これまで叙情詩を敬遠していたラルクファンのみなさん、叙情詩を聴いた事のない方。これを機会に叙情詩を聴いてみてはいかがだろうか？

その時は、是非MVで見る事をおススメ。