稲船敬二の新プロジェクト「RED ASH(レッドアッシュ)」起動!
記事の詳細
概要
2015年7月3日、稲船敬二氏が代表のゲームメーカー「comcept」による新作タイトル「RED ASH(レッドアッシュ)」。そのティザームービーが全世界で2015年9月18日(北米は9月15日)に発売される「Mighty No.9」の公式サイトにて公開された。
公開されたビジュアルでは3人の男女のキャラクターが映っており、セリフと共に紹介されている。
北米時間7月4日、ロサンゼルスで開催されたイベント「Anime Expo 2015」のパネルディスカッションでは、本作の詳細が発表され、ゲームとアニメを連動させたプロジェクトになるとのこと。
アニメ制作には「STUDIO4℃」が参加しており、同じキャラクター原案と「宝探し」のみを共通のテーマに据え、ゲームとアニメではそれぞれに独自の解釈で展開していくという。
気になるゲームは、3人称視点のアクションアドベンチャーになるようだ。
赤いロボット風の少年「ベック」のアビリティをアップグレードしたり、パーツを開発するなど何かRPG要素もありそうだ。
また、本作はクラウドファンディングで資金を募って開発を進めていくとのことだ。
Kickstarterページも既に公開されており、本作がアニメ調のオープンワールド的な作品になるということで、ゲーム本編をしっかり作るためにも10億円単位の資金が必要だという。
Kickstarterを成功させれば、パブリッシャも手を上げてくれるので、まずはプロローグ編として開発を進めていくようだ。
80万ドル集まれば1章から3章までを開発でき、130万ドルまで集まれば6章まで制作されるとのこと。
当面の目標としては2017年の夏までに完成させる予定のようだ。
プラットフォームに関しては現時点では細かくは考えておらず、当面はPC向けに開発を進めていく。
本作のKickstarterへの参加はRED ASH公式サイトから見れる。
アニメ版のKickstarterも公開されており、目標額である15万ドルで5つ分のエピソードを制作され、248万ドルのストレッチゴールに達すると劇場映画版をグローバルで公開するとのこと。
「RED ASH」公式サイト
「Mighty No.9」公式サイト
RED ASH
本作のKickstarterページでは、今回公開されたメインキャラクター達の設定画とキャラクター名、ゲーム画面のイメージ図、物語の舞台となる世界観なども公開されている。赤いロボット風の少年「ベック」、赤いメガネに上半身裸の「タイガー」、褐色の肌に金髪と蒼い瞳が映える少女「コール」、青い小型ロボットは「シャイン」という名前になるようだ。
人間とロボットの戦争により一度は滅びかけた人類。
そんな世界もロストテクノロジーによって少しずつ復興しているが、戦争を起こしたロボット達は野生化しており、今も人間に攻撃を仕掛けてくる危険な存在。
しかし、人間も徐々に技術を復活させたことで、そのロボット達に対抗する手段を得ている。
そんな世界にある都市グレイトスロップでベックとタイガーは、ロストテクノロジーのサルベージを生業にする「ディグ屋」を家業としており、彼らの得意先であるメカニック屋「ボーンズ商会」のコールから依頼を持ち込まれるところから物語は始まるようだ。
その依頼内容は、荒野を彷徨っていた動く城「カルカノン」が突如グレイトスロップの方面へと動きだし、平和維持組織「Gecko Company」がこれを撃破するという発表を行う。
しかし、カルカノンの中心部には巨大なロストテクノロジーが隠されているというウワサもあり、ロストテクノロジーの回収をするよう、ベックとタイガーに話を持ちかけるようだ。
副題は「機鎧城(きがんじょう)カルカノンの魔女」となる。
まとめ
E3 2015で発表された稲船氏が関わるプロジェクト「ReCore」の存在も気になるところだ。こちらは、Armature Studioという開発メーカーにコンセプト提供をしているという形ということもあってRED ASHの開発には影響しないとAnime Expo 2015で回答している。
公開されたメインキャラクターや敵のデザイン、設定の「ディグ屋」、RE DASHとも読めるタイトルなど、どことなくあの「ロックマン DASH」を彷彿させる。
「ロックマン DASH3」プロジェクトは消滅してしまっただけにRED ASHに期待している反面、不安もあるが、まずはキックスターターで応援してみようではないか。
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